腸腰筋と腰痛の関係|長時間座ると腰がつらくなる理由とストレッチ

腰痛を考えるうえで、ぜひ知っていただきたいのが【腸腰筋(ちょうようきん)】という筋肉です。

「長時間座っていると腰が重くなる」
「立ち上がる時に腰が伸びにくい」

このようなお悩みはありませんか?

腸腰筋は、腰の背骨や骨盤から太ももにつながり、股関節の動きや姿勢に関わっています。

腰が痛いと、つい腰ばかりをケアしたくなりますよね。

しかし、腰痛を考えるうえでは、股関節がどのように動いているかも大切なポイントです。

今回は、腰痛と腸腰筋の関係について、身体の仕組みからわかりやすくご紹介します!

腸腰筋とは?腰と股関節をつなぐ大切な筋肉

腸腰筋は、身体の奥深くにある筋肉で、主に「大腰筋」と「腸骨筋」から構成されています。

大腰筋は腰椎(腰の背骨)から、腸骨筋は骨盤の内側から始まり、どちらも大腿骨の小転子という部分につながっています。

主な働きは、股関節を曲げることです。

例えば、歩く時に脚を前へ振り出したり、階段を上る時に膝を持ち上げたりする動作で使われています。

さらに、大腰筋は腰椎に直接付着しているため、腰や骨盤周囲の姿勢・動きにも関わっています。

つまり、腸腰筋は脚を動かすだけでなく、腰と股関節を考えるうえでも重要な筋肉なのです。

長時間座ると腰がつらいのはなぜ?

デスクワークや車の運転などで、座っている時間が長くなる方も多いのではないでしょうか?

座っている時、股関節は曲がった状態にあり、腸腰筋も短くなる方向に位置しています。

ただし、長く座っているだけで、必ず腸腰筋が硬くなるわけではありません。

一方で、普段から股関節を後ろに伸ばす機会が少ないと、股関節前面の筋肉や関節の動きが制限される場合があります。

ここで注目したいのが、歩く時の動きです。

私たちは歩行中、後ろ側の脚の股関節を伸ばしながら身体を前へ進めています。

もし股関節が十分に伸びないと、その動きを補うために腰を反らすなど、腰椎や骨盤の使い方が変化することがあります。

こうした動き方が、人によっては腰への負担に関係している可能性があります。

だからこそ、腰が痛い時に腰だけを確認するのではなく、股関節がどのように動いているかを見ることも大切なのです。

腸腰筋の硬さと反り腰は関係する?

腸腰筋について調べると、「反り腰」という言葉を目にすることがあるかもしれません。

腸腰筋を含む股関節前面の筋肉の柔軟性が低下すると、股関節を伸ばす際の骨盤や腰椎の動きに影響することがあります。

ただし、反り腰の原因がすべて腸腰筋にあるわけではありません。

腹筋やお尻の筋肉の働き、股関節の可動域、普段の姿勢や動作など、さまざまな要素が関係します。

また、反り腰だから必ず腰痛になるというわけでもありません。

大切なのは、見た目の姿勢だけで判断せず、実際に身体を動かした時の状態を確認することです。

自宅でできる腸腰筋ストレッチ

ここからは、腸腰筋を含む股関節前面の筋肉を伸ばすストレッチをご紹介します。

デスクワークの合間や、身体を動かす前後などに取り入れてみてくださいね!

腸腰筋ストレッチ

ストレッチの方法

① 床に片膝をつき、反対の脚を前に出して片膝立ちになります。

② 上半身を起こし、骨盤を軽く後ろに傾けます。

③ 腰を反らさないように、身体をゆっくり前方へ移動させます。

④ 後ろ脚の股関節前面が心地よく伸びる位置で、20~30秒キープしましょう。

左右それぞれ1~2セットを目安に、無理のない範囲で行ってください。

ここで大切なのは「腰を反らさないこと」です!

腰を大きく反らしてしまうと、股関節の前側ではなく、腰で動きを作ってしまう場合があります。

骨盤の位置を意識しながら、ゆっくり伸ばしてみてくださいね。

※腰や股関節に痛みが出る場合は中止してください。強い痛みや脚のしびれ、力の入りにくさがある場合は、無理に運動せず医療機関に相談しましょう。

腰痛を繰り返さないために大切なこと

腰痛を繰り返す方は、腸腰筋だけでなく、お尻やお腹の筋肉、股関節や背骨の動きにも目を向けてみましょう。

腸腰筋の柔軟性だけで腰痛の原因が決まるわけではありません。身体全体の動きを確認することが大切です。

腰がつらい時、腰の筋肉を揉んだりストレッチしたりすることで、一時的に楽になる方もいらっしゃいます。

しかし、股関節や胸椎など、周囲の関節の動きが十分でない場合、同じ動作で再び腰に負担がかかることも考えられます。

当院では、腰だけでなく、股関節や骨盤、背骨など身体全体の動きを確認し、一人ひとりの状態に合わせた施術やセルフケアをご提案しています。

なお、腰痛の原因は筋肉や関節の問題だけとは限りません。症状によっては医療機関での検査が必要になることもあります。

腰痛が長く続いている方や、何度も繰り返している方は、こちらのページも参考にしてみてください。

【慢性腰痛の症例ページ】

まとめ|腰痛は腸腰筋や股関節の動きにも目を向けてみましょう

今回は、腰痛と腸腰筋の関係についてご紹介しました。

腸腰筋は、腰椎や骨盤と太ももをつなぎ、股関節を動かすために欠かせない筋肉です。

腸腰筋の状態だけで腰痛の原因が決まるわけではありませんが、股関節の動きや身体の使い方を見直すことは、腰への負担を考えるきっかけになります。

「腰をケアしているのに、なかなか楽にならない」

そんな方は、ぜひ股関節の動きにも目を向けてみてくださいね!

KMS西宮鍼灸整骨院では、皆様が毎日を快適に過ごせるよう、身体の状態に合わせた施術とセルフケアをサポートしています。

気になることがあれば、お気軽にご相談ください!

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