前回、なかなか良くならないアキレス腱炎は
坐骨神経だけでなく腰神経叢にもアプローチ
することが大事ですよとお伝えしました。
今回は、腰神経叢でも具体的にどこに
どのようなアプローチをすれば良いのかを
詳しく解説していきます。
まず腰神経叢とは、
①大腿神経
②腸骨下腹神経
③腸骨鼠径神経
④閉鎖神経
⑤陰部大腿神経
⑥外側大腿皮神経
⑦(伏在神経)
で構成されています。
これらは、背骨である胸椎12番~腰椎4番
から分布していますが、特に影響が大きいのが、
【大腿神経】になります。
というのも大腿神経は、腰椎2~4番の3つから
分布している非常に大きい神経になり、更には
坐骨神経と直接吻合しているからです。
また、各々の神経は、骨盤周辺を図の様な
走行で走っていますが、大腿神経を介して坐骨
神経と吻合しており、やはりこちらも状態が酷く
なると影響を受けてしまいます。
という事は、大腿神経の出所である上位腰椎へ
のアプローチだけでなく、それ以外の腰神経叢
に対してもアプローチが必要になります。
そして、これらがどこで触れやすいかと
言いますと、全て骨盤周辺になります。
骨盤周辺を神経が走行するのですが、特徴として
骨盤の骨のキワを走行したり、体表により近くに
出てきていたりすることから、神経が触れやすく
なるためアプローチが容易になります。
そのため、これらの箇所をアプローチする事が
施術効果が発揮しやすくなるのです。
それでは実際のアプローチ方法について
解説していきます。
それは・・・
はい、少し長くなってきたので
今回はここまで(^_-)-☆
【次回ブログは】
『なかなか良くならないアキレス腱炎の
解決策とは?③(ランナー必見)③』
についてお伝えします。 (^^)
〈最後に・・・〉
一般的には病院・整骨院などに行くと、
アキレス腱・足底筋膜やハムストリングスの
治療・ストレッチの指導を受けることが
ほとんどです。
しかし、多くの方がなかなか良くならない
という事で来院・相談を受けます。
今回はアキレス腱炎でお話しましたが、
足底筋膜炎や鵞足炎・ランナー膝であっても
なかなか良くならない痛みは、患部以外に
問題がある場合がほとんどです。
そのため、どうしても解剖学的知識が必要に
なるため、信頼できる病院や整骨院でアドバイス
を受ける事をお勧めします。
当院では、症状に対して患部以外に原因が
あり、全身をみる必要があると考えている西宮
市内でも数少ない整骨院になります。
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
KMS西宮鍼灸整骨院 代表 影山大造
※下記はアキレス腱炎の治療方針や考え方になります。
良かったら是非チェックしてみて下さい。