今年で、私も臨床経験が20年を超えて、
スポーツで言うならベテランの域に到達
してきました。
そのため、今までに数多くの臨床経験を重ねて
きたのですが、中でも腰痛患者さんは特に多く
施術をしてきました。
今回は、実際の臨床経験を通して気付いた、
腰痛患者さんのある共通点についてお話します。
それでは、腰痛患者さんのある共通点とは、
それは【腸内環境に問題がある】ことです。
というのも、当院では来院するごとに検査を
するのですが、その時に必ずお腹の状態も
チェックします。
※当院は、初診時だけでなく、症状が治まって
いても必ず治療毎に簡単に検査をしています。
そして、多くの方のお腹を毎日触り続けた
ことで、腰痛患者さんには共通して【お腹の硬さ】
がある事に気付いたのです。
という事は、
腰痛患者さん=お腹の硬さ=腸内環境の乱れ
が成立するのですが、腰痛とそれぞれがどう
関係しているのかをみていきましょう。
とその前に、腰痛の原因になる筋肉ベスト5を
その後の理解を深める為に、先にお伝えして
おきます。
①腸腰筋
②腰方形筋
③脊柱起立筋(背筋)
④腹直筋
⑤多裂筋
になります。
後で、筋肉は出てくるので
覚えておいてくださいね。
それでは、まずお腹の硬さについて
ですが、【表面タイプ】と【深層タイプ】の
2パターンあります。
表層タイプは、表面にある腹直筋が硬くなって
いるタイプですが、そもそも深層にある腹横筋
が固まっている、もしくは弱化して上手く使えて
いません。
そして、こういうタイプは、痩せ型~普通体型
の方が多いのですが、腹横筋が使えていない
ので、深部の血流量は少ないだけでなく、表層
の腹直筋が硬いため血流そのものも悪くなって
います。
そのため、腸の働きが良くない、もしくは腸が弱い
といった傾向にあるため、吸収率が悪く、太りたく
ても太れない場合に多く見られます。
そして腰痛の原因筋である腹直筋が硬くなっている
ので、拮抗する背筋も硬くなり、腰痛が出やすくなり
ます。
次に深層タイプは、深層にある腸腰筋が硬く
なっており、表層タイプよりは腹直筋は固まって
おらず、それなりに腸は機能しています。
また普通~がっしり体型に多く見られますが、
それなりに血流は良いので腸の働きという
より、一部の腸の中で炎症が起きていたり、
悪玉菌などの毒素が悪さをしている場合に
多く見られます。
こちらは、腰痛の原因筋である腸腰筋の硬さ
から、腰痛が出やすくなります。
ただ逆に、お腹の硬さが全くない、
表層も深層も柔らかくなっているタイプも・・・
少し長くなってきたので
今回はここまで(^_-)-☆
【次回ブログは】
『腰痛改善のヒントは腸内環境にある?②』
についてお伝えします。 (^^)
〈最後に・・・〉
当院では、初診時だけでなく症状が治まって
メンテナンスで来院されていても、毎回必ず
検査をします。
というのも、症状が治まっていても問題個所
はあります。
そして、問題個所を早期に発見して、今後
起こりうる症状に対して未然に防ぐことが
出来るからです。
そのため、症状の有る無しに関わらず、
毎回、体全体を簡単にはチェックするのです。
また、毎回チェックしていると、その方の
微妙な身体の変化に気付くことができ、
より良い施術ができるというメリットも
あるのですよ。
当院では、西宮市内でも数少ない
治療毎に必ずお腹も検査をする整骨院
になります。(^^)/)
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
KMS西宮鍼灸整骨院 代表 影山大造