今回のブログは
前回の続きになります。
それでは、踵を叩くと
まず皮膚感覚に刺激が入ります。
ここで【重心位置】が関係してきます。
以前のブログで、【重心の位置】は
内くるぶし直下に落とすのが理想
ですよとお話しました。
ということは、皮膚感覚に刺激が入ることで
叩かれた所を意識しやすくなります。
その結果
立位の時に【重心の位置】で理想とされる
【身体の中心線】の近くに【重心線】が通るので
踵(ウナ)に乗りやすくなります。
そのため、アウターマッスルの活動が抑制されて
中心線に近いインナーマッスルが優位になり
楽な感覚で立っている感覚になるのです。
例 1本の柱を、柱に密着して支えるのか
少し離れたところから支えるのかの違いです。
また、踵を叩くことで
「筋肉」・「腱」・「関節」の内部にある
センサーにも刺激が入るので
深部感覚の感度が良くなります。
それにより、身体や四肢の位置が分かる(位置覚)
関節の角度や向きにどうなっているか(運動覚)
筋肉のどこを使っているのか(抵抗覚)
またそれを保持するのに必要な筋力が分かる(重量覚)
などが活性化されます。
そのため、立位時に正しい位置に
重心が乗せれるだけでなく
体の深部の感覚までもが研ぎ澄まされるのです!!
実際に、お相撲さんの四股も
踵を地面に叩きつけることで
実は深部感覚を高めて重心位置を
整えているのではと考えています。
また日本代表ウェイトリフターのタンク村上選手
こと村上英士朗選手も重量挙げをする前に
必ず踵で足踏みをしています。
おそらく深部感覚を高めて、効率よく身体が使える
【重心位置】に整えることで、高重量のおもりが
上がりやすくなるのではと考えています。
この様に、踵を叩くことで
様々なメリットを得られることを
トップアスリートは感覚的に理解して
自然と習得していたのかも知れませんね。
(ここはご本人に聞いてみたいですね(^^)/)
という事で、今回は踵を叩けば叩くほど
深部感覚が高まり、パフォーマンスがアップしますよ
と言うお話でした。
はい、今回はここまで(^_-)-☆
【次回ブログは】
『変形性股関節症』は、なぜ女性の方が多いの??①』
についてお伝えしますね。!(^^)!
当院では、治療だけでなく
【重心位置】についても指導する事が
あります。
なぜなら
「足底筋膜炎」や「ふくらはぎの痛み・はり感」などは
重心位置による問題が大きいからです。
※足底筋膜の図
というのも、つま先重心になっていると
常にふくらはぎや足底に牽引ストレスが
かかって症状の原因になるからです。
(※西宮市内でも、施術だけではなく、多角的に
考えて治療している整骨院は少ないと思います(^^)/)
という事で
これからも様々な角度から
皆さんのお役に立てる情報を発信していきますね!
感想や症状の事など、メッセージお待ちしてます。(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 院長 影山大造