今回は、【臨床症例】編として
「同じストレッチを続けた事での起きた事」になります。
実際に、当院に来院していた膝痛の学生患者さんで
ストレッチを続けていた事で弊害が起きました。
その学生は、指導したストレッチを
一生懸命に取り組んでくれていたのですが、
症状も治まって、テスト期間中に入った事もあり、
少し次の来院までに期間が空きました。
そして、久しぶりに来院した時に
「先生に言われたストレッチを続けてました。ただ、最初は良かったけど、
以前より強いアタックが打てなくなってきた気がする」
と言われました。
これがまさに前回のブログでお話した
症例そのものです。
(詳しくは、前回のストレッチを続ける事での弊害①~③参照)
この学生の場合だと、
胸椎の硬さがあったので、指導したOKCストレッチで、
可動域はアップしてくるので動かしやすくなります。
ただ、腰椎分離症の既往歴もあり、
もともと腹圧が弱く、体幹が安定していませんでした。
そうなると、腰椎や骨盤の安定感に対して、
上の胸椎が動き過ぎることで、コントロールできなくなり、
かえってパフォーマンスが下がってしまう
という事が実際に起きるのです。
この様に、最初はOKCでのストレッチで問題ありませんが、
状況に応じてレベルを少しずつアップしていかないと、
ただ同じストレッチを続けるだけでは
弊害があるという事を、皆さんにも知って頂きたいんです!!
もし、ストレッチは取り組んでいるけど
パフォーマンスが上がらない時は
『ジョイント バイ ジョイント理論』 や 『OKC・CKC』の考えに基づいて、
ストレッチを構築してみて下さい!!
実際に、スポーツをしている学生だけでなく
選手レベルから一般の方まで
このような症例は実際に良くあります。
ですので、ストレッチも教えっぱなしにならない様に
指導する側も注意が必要ですね。
はい、今回はここまで(^_-)-☆
【次回ブログは】
実際の臨床例で
『開脚が出来たのにパフォーマンスが上がらない人は・・・』
です。
是非、楽しみにしていてくださいね!!(^_-)-☆
当院に来院される方は、
自身で積極的にストレッチやトレーニングを
通院前から取り組んでいる方が多くいらっしゃいます。
そして、まじめに取り組んでいるのに
思うような効果が出ていない
という方を本当に多く見てきました。
なかなか、ストレッチを理論的に
最初から考えるのは難しいと思います。
ですので、そんな時は専門の方から
的確な指導を受けることをおススメします。
僕自身、かなり遠回りをしてきたので
皆さんには同じ経験をして欲しくないんです(+_+)
そんな想いもあって、当院ではパーソナルトレーニングで
ストレッチやトレーニングなど指導しています。
もし
「このストレッチあっているのかな?」
「もっとバージョンをあげたいけど、何をすればよいのかな?」
など、お困りの方がいましたら
メッセージを頂ければと思います(*^-^*)
(※西宮市内でも、治療だけでなくパーソナルトレーニングを
行っている治療院は少ないと思います(^^)/)
これからも様々な角度から、
皆さんのお役に立てる情報を発信していきますね!
感想や症状の事など、メッセージお待ちしてます。(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 院長 影山大造