今回は、『立甲』を練習する時には
○○を忘れないようにです。
いきなりですが、○○とはズバリ
前鋸筋トレーニングです。
というのも前回のブログで、
肩甲骨はスタビリティー(安定させたい)関節というお話をしました。
という事は、肩甲骨周辺が柔らかくなるのは良いのですが
ただ肩甲骨周辺の柔軟性を出すだけだと、かえって安定感が無くなり
パフォーマンスが下がる原因になってしまうんです。
そのため、
柔らかくすることで肩甲骨の動きを良くするだけでは不十分で
安定させるための筋力(肩甲骨固定筋)の強化も
同時に必要になってくるんです。
そこで、最重要になってくるのが
肩甲骨を安定させる筋肉でもある
【前鋸筋】になります。
この筋肉を、もう少し細かく見ていくと
上部・下部に分けれます。
さらには、前後にも
(ようは筋肉の起始側か停止側)
分けれるのです。
まず、『立甲』が苦手な方は、
肩甲骨を下方回旋する=上部の感覚が弱い傾向にあります。
そして、『立甲』が出来る方でも、
機能的に使えない方は、
後部=停止側の感覚が弱い傾向にあります。
多くの方の『立甲』は、
前鋸筋が遠心性(停止側よりで)でほとんど収縮しておらず、
筋肉の張力を利用して、立っているパターンがほとんどです。
なので、一定の負荷をかけると前鋸筋が
遠心性で使えないので
肩甲骨がペタッとへばりつきやすいんです。
この様に、柔らかくなって見た目が一緒になっても、
安定させれないと、実用的には使えないんです。
私のインスタグラムには、『アスリートヨガ』と題して
多くのトレーニングをアップしていますが、
柔軟性の『柔』と安定性の『剛』を両立させた
『動』を目的としています。
分かりやすく言うと
ただ柔らかいだけでなく、ただ固めてしまうのでもなく
安定させながらしなやかに動く【動物】のような動きを
目指しましょうと言う事です。
その結果、はじめてスポーツにおいて活かせるのです。
という事で、『立甲』を練習する時には
前鋸筋のトレーニングも忘れずに行って
くださいね。
はい、今回はここまで(^_-)-☆
【次回ブログは】
『立甲』 応用編 です。
是非、楽しみにしていてくださいね!!(^_-)-☆