今回は、トップアスリートの条件でもある
『立甲』 をする事で、かえってパフォーマンスが落ちる
場合もありますといったお話です。
(立甲についての詳細は、前回ブログを読んでくださいね(^^)/)
なぜパフォーマンスが落ちるのかと言うと、
自分自身がそうだったからです。(+_+)
『立甲』 が出来るようになり
確かに肩甲骨の柔軟性はアップしました。
もともと肩甲骨は柔らかい方でしたが、
更にスムーズに動くようにもなりました。
が、しかし・・・
期待していた動きとはかけ離れ
明らかにバラバラに体が動いている感じになったのです。
その原因を理解するために
皆さんにも知って頂きたい考え方があります。
それが 『 joint by joint 理論 』 になります。
人体の各関節は、
①モビリティ(動いてほしい)関節
②スタビリティ(安定してほしい)関節
に分けられます。
これらは、人体の関節に交互に
【動いてほしい関節】 と 【安定してほしい関節】が
存在するという考えです。
ちなみに、
①モビリティ(動いてほしい)関節⇒肩関節(他 股関節・足関節)
②スタビリティ(安定してほしい)関節⇒肩甲胸郭関節=肩甲骨(他 頸椎・腰椎)
に分類されます。
という事は
肩甲骨は柔らかくなるのは良いのですが
安定させたい関節になりますよね。
それなのに、
ただただ肩甲骨周辺の柔軟性を出して緩めてしまうと
安定感が無くなってしまいます。
それなら硬くても、安定感がある方が
パフォーマンスは安定するんです!!
当時の私は、この考えが抜けており
柔軟性を出せば、パフォーマンスがアップすると
安易に考えていました。
いつか【柔軟性の弊害】についてもブログを記載しますが
柔軟性=パフォーマンスアップでは決してありません。
あくまでも一つの条件であり、
柔軟性だけアップしてもパフォーマンスが下がるリスクがある事も
『立甲』を通して多くの方に知って頂きたいです。
という事で、今回は『立甲』が出来ても
パフォーマンスが落ちる場合がありますよ
と言ったお話でした。。
【次回ブログは】
こんな人は、『立甲』をする時に○○もセットで行ってくださいね編 です。
是非、楽しみにしていてくださいね!!(^_-)-☆
当院では、『立甲』の指導をする時に、
理論的なポイントも伝えています。
それは、肩甲骨を立てに行く意識ではなく
肩甲骨と上腕骨がセットで動く感覚を
練習して下さいと伝えています。
そうしなければ、形だけ真似できても
実用的でない『立甲』になり
パフォーマンスが下がる可能性が
あるからです(+_+)
確かに見た目が派手だったり、
面白そうだったりすると、
チャレンジしてみたくなりますよね(^^♪
ただ、パフォーマンスが下がってしまうと、本末転倒になってしまいます。
ですので、当院では、身体操作を指導していますが、
必ず理論的にも説明するように意識しています!(^^)!
(※西宮市内でも、トップアスリートの身体操作を
理論的に指導する治療院は少ないと思います(^^)/)
これからも様々な角度から、
皆さんのお役に立てる情報を発信していきますね!
感想や症状の事など、メッセージお待ちしてます。(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 院長 影山大造