朝起きた時に、
「首が痛くて動かしにくい」
「振り向くと首にズキッと痛みが走る」
このような「寝違え」を経験したことはありませんか?
首が痛いと、ついつい痛みの出ている場所を揉みたくなりますよね。
しかし、寝違えた直後に患部を強く揉むことは、かえって痛みを強くしてしまう可能性があります。
今回は、寝違えた時に痛い場所を強く揉まない方がよい理由と、身体を触る際の注意点についてお伝えします。
寝違えた場所を強く揉むのは逆効果?
寝違えが起こると、首まわりの筋肉や関節に負担がかかり、筋肉が過剰に緊張していることがあります。
この時、筋肉は痛みや刺激に対して敏感になっています。
その状態で痛い場所を強く揉んでしまうと、筋肉がさらに刺激され、緊張が強くなってしまうことがあります。
揉んだ直後は血流が良くなり、一時的に楽になったように感じるかもしれません。
しかし、しばらくすると、
「先ほどより痛くなった」
「首がさらに動かしにくくなった」
「周りの筋肉まで張ってきた」
ということも少なくありません。
痛みを強く感じるようになると、痛みが出ている筋肉だけでなく、その周囲の筋肉まで身体を守ろうとして緊張してしまいます。
そのため、寝違えた時は、痛みのある場所を無理に揉みほぐそうとしないことが大切です。
どうしても痛い場所を触りたい時は?
痛みが気になり、どうしても首を触りたくなる方もいると思います。
その場合は、痛みの中心を強く揉むのではなく、痛みのある筋肉の端の部分に優しく触れる程度にしましょう。
強い力でグイグイ押すのではなく、気持ちよく感じる程度の圧で、ゆっくり触れることがポイントです。
ただし、触ることで痛みが強くなる場合は、すぐに中止してください。
また、痛みを確認するために何度も首を動かしたり、無理にストレッチをしたりすることも控えましょう。
首の後ろが痛い時は、前側にも注目
寝違えでは、首の後ろ側や横側に痛みを感じるケースが多くあります。
そのような場合でも、痛みの出ている場所だけに原因があるとは限りません。
首の前側の筋肉が緊張することで、後ろ側や横側の筋肉に負担がかかっていることもあります。
身体の筋肉は、それぞれがバランスを取りながら働いています。
前側と後ろ側など、反対の動きをする筋肉同士は、やじろべえのようにバランスを取り合っている関係です。
そのため、痛みのある後ろ側を直接揉まなくても、反対側の緊張をやわらげることで、首全体が動かしやすくなることがあります。
ただし、首は神経や血管が多く通るデリケートな場所です。
セルフケアに慣れていない方が、自己判断で強く押したり無理に伸ばしたりすることはおすすめできません。
寝違えを繰り返す方は、首以外に原因があることも
寝違えは、寝ている時の姿勢だけが原因とは限りません。
普段から首や肩に負担がかかっていると、睡眠中の少しの姿勢の変化でも痛みが出やすくなります。
例えば、
・デスクワークやスマートフォンの使用時間が長い
・肩や背中が硬くなっている
・首を動かせる範囲が狭くなっている
・疲労がたまった状態で寝ている
・寝違えを何度も繰り返している
このような状態が続いている場合は、首の痛い部分だけを揉んでも、根本的な負担は変わりません。
痛みが落ち着いても、身体の使い方や姿勢が変わらなければ、再び寝違えを起こす可能性があります。
症状がひどくなる前にご相談ください
寝違えは、数日で自然に軽くなることもあります。
しかし、
「痛みが強くて首をほとんど動かせない」
「仕事や家事に支障が出ている」
「何度も寝違えを繰り返している」
「自分で揉んでから痛みが強くなった」
という場合は、無理にセルフケアを続けず、早めに専門家へご相談ください。
KMS西宮鍼灸整骨院では、痛みが出ている首だけでなく、肩や背中の動き、姿勢、普段の身体の使い方なども確認します。
現在の身体の状態に合わせて施術を行い、ご自宅でできるセルフケアもお伝えしています。
施術だけでなく、セルフケアも大切にしています
当院では、施術を受けるだけでなく、患者様ご自身が身体の状態を理解し、自分でも症状を整えられるようになることを大切にしています。
寝違えだけでなく、肩こりや腰痛についても、セルフケアの方法を身につけることで、症状を自分でコントロールしやすくなります。
患者様が受け身になるのではなく、自分の身体に興味を持ち、日常生活の中で調整できるようになることが理想です。
寝違えた時は、痛みのある場所を無理に揉まないようにしましょう。
「揉んでも大丈夫なのか分からない」
「このまま様子を見てもよいのか不安」
「繰り返す寝違えを改善したい」
このようなお悩みがありましたら、お気軽にKMS西宮鍼灸整骨院へご相談ください。
これからも、皆様のお身体に役立つ情報を、さまざまな角度から発信していきます。
KMS西宮鍼灸整骨院 副院長 荻野




