今回テーマは、
来院される患者様の主訴以外での
お悩みで多い『PMS=月経前症候群』
についての内容になります。
まずPMSの原因とは
エストロゲン過剰
vs プロゲステロン不足
が起きていると言う事です。
とその前に、
PMSの具体的な症状について
確認していきましょう。
PMSには、情緒の不安定、イライラ、過食、
乳房の張り、集中力の低下、眠気、倦怠感、
むくみなど、心と体の両面にわたる
多彩な症状が現れます。
これらの症状は、生理が始まる直前の
「黄体期(排卵後から月経まで)」に悪化する
ことが多いのが特徴です。
では、なぜこの時期に多いか
というと、女性ホルモンのバランスが
大きく変化するためです。
というのも、排卵後の女性の体内では
「プロゲステロン(黄体ホルモン)」
が分泌され、エストロゲンとのバランスが
保たれることで、心と体の安定がもたら
されます。
ところが現代女性は、
ストレス、睡眠不足、過度のダイエットや
栄養不足などの影響で、プロゲステロンの
分泌が十分に行われない傾向があります。
その結果、
相対的にエストロゲンが優位な状態
(=エストロゲンドミナンス)
が生じてしまうのです。
たとえば
「情緒不安定」「イライラ」「過食」などの
精神的な症状は、脳内の神経伝達物質
(セロトニンやGABA)にプロゲステロンが
十分に働きかけられないことで
生じると考えられています。
また「乳房の張り」「むくみ」「眠気」「倦怠感」
といった身体的な不調は、エストロゲン過剰
によって体内の水分代謝や血糖バランス、自律
神経に負担がかかっている状態とも言えます。
さらに・・・
はい、少し長くなって
きたので、今回はここまで(^_-)-☆
【次回ブログは】
『エストロゲン過剰の
問題や背景について②』
お伝えしますね。 (^^)
〈最後に・・・〉
私も業界歴が20年を超えましたが、
20年前と比べてPMSで悩んでいる方が
明らかに増えました。
(※20年前はPMSという言葉はありませんが、生理痛として)
これは、
コロナでの自粛期間や部活動も含め
運動する機会が減っていることなど
時代の変化も大きく関係しています。
当院では治療はもちろん
運動などの体を動かすことの楽しさも
お伝えしています。
実際に身体操作について指導してくれる
整骨院は西宮市内でも数少ないと思います。
長らく代表ブログはお休みしていましたが
今後は『個人』インスタも少しずつ発信して
いきますので、是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
KMS西宮鍼灸整骨院 代表 影山大造