辛い肘の痛み、本当の原因はどこ?

「テニスやゴルフで肘を痛めてしまった」
「重い荷物を持ち上げるときに、肘にピキッと響く」
「ペットボトルのキャップを開けるだけで肘が痛い」

そんなお悩みをお持ちの際、痛む「肘」ばかりをマッサージしたり、湿布を貼ったりしていませんか?
実は、いくら肘をケアしても繰り返すその痛み、本当の原因は肘ではなく「肩甲骨の動きの悪さ」にあるかもしれません。

私たちの体は、一つの動作を複数の筋肉や関節で分担し、スムーズに力を伝える「バトンリレー」のような仕組みで動いています。
そのため、どこか一つの歯車が狂うと、他の場所に大きな負担が増えてしまいます。

肘を痛めた人の画像

なぜ、肩甲骨が動かないと「肘」が痛むのか?

私たちが腕を大きく振ったり、物を持ち上げたりする時、本来なら体の「土台」である肩甲骨が連動して大きく動くことで、効率よく大きなパワーを生み出しています。

しかし、長時間のデスクワークやスマホの操作、猫背といった姿勢の崩れが日常化すると、肩甲骨のまわりの筋肉がガチガチに固まってしまいます。これは、リレーでいう「第一走者(肩甲骨)」が足止めされて、スムーズに動けない状態です。

そうなると、次に控える「第二走者」である肘や手首が、肩甲骨の足りない動きやパワーを無理に補おうとして、限界を超えて頑張りすぎてしまうのです。

  • 【正常なパターン】
    肩甲骨がしっかり働き、大きなエネルギーを生み出す = 肘にかかる負担は少なくて済む(痛まない)

  • 【痛みの原因となる異常パターン】
    肩甲骨がサボって動かない = 肘が「身代わり」になってオーバーワークになる(負担が集中して痛む)

テニス肘(外側上顆炎)やゴルフ肘(内側上顆炎)と呼ばれるスポーツ障害も、実は「肘の使いすぎ」だけでなく、この「肩甲骨のサボり」による身代わり残業が引き金となっているケースが非常に多いのです。
この状態が続くと、肘の筋肉や腱(骨と筋肉を繋ぐ部分)に微細な傷がつき、やがて強い痛みや炎症としてサインが現れます。

根本改善への近道は「肘」以外にある

肘に電気を当てたり、痛み止めを飲んだり、硬くなった肘の筋肉を揉みほぐしたりするだけでは、その場の痛みは和らいでも、根本的な解決にはならず再発を繰り返してしまいがちです。

本当に大切なのは、「サボっている肩甲骨を呼び覚まし、肘が頑張らなくていい環境(本来のバトンリレー)を取り戻すこと」です。

土台である肩甲骨がスムーズに動くようになれば、腕を振る動作や物を持ち上げる動作の衝撃が体全体に分散され、肘への負担は劇的に軽減されます。

当院の「根本原因」に対するアプローチ

当院では、今ある肘の強い痛みを緩和する局所的なケアはもちろんのこと、それ以上に「なぜ肘に負担がかかってしまったのか」という原因の追究を重視しています。

  1. 詳細な動作分析
    肩甲骨や肩関節、さらには背骨(胸椎)が正しく連動して動いているかをチェックします。

  2. 肩甲骨の可動域の解放
    固まった肩甲骨まわりの筋肉を丁寧に緩め、本来の柔軟な動きを取り戻します。

  3. 再発防止の体作り
    施術効果を長持ちさせ、日常生活やスポーツ復帰後も痛みを繰り返さないための、正しい体の使い方や簡単なストレッチ方法をご提案します。

「もうマッサージ通いは終わりにしたい」「大好きなスポーツを思い切り楽しみたい」、
そんな長引く肘の痛みにお困りの方は、部分的な対処ではなく、ぜひ一度「体の土台(肩甲骨)」から見直してみませんか?
あなたの体に合わせた最適なケアで、快適な日常生活を取り戻すサポートをいたします。
まずはお気軽にご相談ください‼

KMS西宮鍼灸整骨院 セラピスト 向田