先日のブログで、パフォーマンスアップや
症状の改善目的でのウエイトトレーニングは
センターマッスルを優位で行ってくださいと
お話しました。
ただ今回は、一般的な筋肉トレーニング
(=アウターマッスル優位)でも症状が改善する
場合がありますよというお話です。
それでは、どういった場合に
アウターマッスル優位の筋トレでも症状が改善する
かと言いますと、ズバリ『高齢者・女性で筋力が特に
弱い方の関節痛』になります。
というのも、高齢者・女性の方は、年齢からくる
筋力低下や今までにあまり運動をしていない、
または運動不足などにより、アウターマッスル、
インナーマッスル関係なく筋肉が落ちてしまっ
ているからです。
そうなると、インナーマッスルの特徴である
持久力が活かせずに筋肉はすぐに疲れやす
かったり、深部で関節を安定させることが出来な
くなります。
また、アウターマッスルの特徴である
強いパワーの発揮できず、表面的にも関節を
支えることが出来ないため、関節部には大きな
負担がかかります。
そして、このような状態で関節を動かしていると、
関節はもちろん筋肉や靱帯などにも負担がかか
り痛みが出るのです。
更に進行すると、いよいよ関節が変形して、
『変形性○○症』といわれるものを発症する
のです。
それでは、実際にアウターマッスルの
トレーニングが有効な症例で言いますと、
【高齢者の変形性膝関節症】になります。
実際、変形性膝関節症の方は、
整形外科や整骨院でレッグエクステンションや
足に重りを付けて足を上げるリハビリ・指導を
受けて、膝痛が改善したという事はよくあります。
これは高齢者の方は、インナーマッスルの以前に
アウターマッスルである大腿四頭筋などの筋力も
弱くなっているため、関節がかなり不安定な状態
になります。
そのため、アウターマッスル優位でトレーニング
することで表面的には関節を安定が得られて、
関節の負担が軽減して痛みが緩和するのです。
ただし、若年型の変形性膝関節症の方が、
同じようにアウターマッスル優位のトレーニング
を行っても、アウターマッスルは高齢者の方と
比べて発達しているので、同じ様な結果は
出ないので注意してくださいね。
という事で、トレーニングも対象者によっては
一般的な筋トレでも症状が改善しますよという
お話でした。
あなたの目的を明確にして、どういった意識で
トレーニングを行うのかを正しく選択できれば
良いですね。
はい、今回はここまで(^_-)-☆
〈最後に・・・〉
最近は、多くのトレーニング方法が
存在しており情報が溢れています。
そのため、どのトレーニングを選択したらよいのか
わからないと言った相談をよく受けます。
なかなか、自身の目的とトレーニング内容が
あっているのかが自分で判断しづらいのでは
ないでしょうか。
そんな時は、トレーニングに詳しい専門家の方に
聞いてみて下さい。
せっかく取り組んでいるトレーニングが逆効果
だったという事が起こらない様にはしたいですね。
当院では、トレーニングが大好きで熟知している
スタッフが多く在籍しているしている西宮市内でも
数少ない整骨院になります。 (^^)/)
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
KMS西宮鍼灸整骨院 代表 影山大造