当院のウェイトトレーニングへの考え方③

前回、ウエイトトレーニングを

アウターマッスル優位でも得られる

大きなメリットについてお話しました。

 

今回は、アウターマッスル優位で

最も良くないウエイトトレーニング方法

について詳しく解説していきます。

 

 

それは、軽~中程度の重量での

ウエイトトレーニングで、センターマッスルに

刺激がほとんど入っておらず、アウターマッスル

が特に優位になっているパターンです。

 

というのも、アウターマッスル優位でもセンター

マッスルに刺激が入っているなら体幹部が鍛えら

れるので、まだ良いのですが、体の中心である

体幹部も鍛えらずに、四肢末端のアウターマッ

スルだけが発達していくからです。

 

そうなると、アウターマッスルだけが発達する

ため、例えるなら外側の鎧だけが重くなって

しまった状態になります。

 

 

そのため、中身の身体が変わっていないので、

体幹部はより不安定になり、ただただ体が重く

なってしまうのです。

 

また、パワーは付いてきても中がグラグラしている

ので、四肢末端を振り回している状態になる為、

ケガのリスクが高くなります。

 

更には、身体を動かす時に、究極の理想は

中心から動かしたいのですが、外側からしか

動かせないため、予備動作があるので相手

から動きも読まれやすくなります。

 

そして、見た目でも動きが

かなり雑(ラフ)になるのです。

 

そうなると、スポーツにおいて重要な体幹部の

安定性や繊細で素早い動きとはかけ離れてしまい

鎧を身にまとった外見だけ美しい魅せる身体では

あっても動きは美しくなくなってしまうのです。

 

もし、あなたがボディービルダーやフィジークなど

外見的に魅せる身体を目指しているのであれば、

これでOKです。

 

 

しかし、スポーツにおけるパフォーマンスアップで

考えるなら、同じウエイトトレーニングでも意識

するところを変える必要があるのです。

 

ですので、スポーツにおけるパフォーマンス

アップだけでなく、腰痛などの症状で悩んでいる

方も、センターマッスル優位にでウエィトトレーニ

ングを行うことをおススメします。

 

そしてウエイトトレーニングをしながら体幹、

軸を形成してくれるセンターマッスルを鍛えて、

軸の整った身体を目指しましょうね。

 

今回はここまで(^_-)-☆