今回は、整骨院やリラクゼーションサロンなどで
マッサージを受けた後に起こる【揉み返し】に
ついてお話します。
まず揉み返しの原因は、2パターンあります。
①筋肉の繊維に対して垂直に刺激を入れる
②発痛物質が滞っていたモノが、循環して
神経を刺激する
それでは、1つずつ解説していきましょう。
①筋肉の繊維に対して垂直に刺激を入れるとは、
筋肉には線維がありますが、筋肉の走行に沿って
線維が走っています。
これをマッサージで線維に対して垂直に
刺激を入れると、線維が傷つき炎症を起こす事で
プロスタグランジン、ヒスタミンなどの発痛物質が
神経を刺激して痛みが出るパターンです。
ただ、マッサージの方法で【横断マッサージ】と言う
上記と同様な筋肉の線維に対して垂直に刺激を
いれる理学療法のテクニックがありますが、線維を
痛めない様にコツが必要です。
経験の浅いセラピストが行うと、筋肉の線維を
捉えずに、表層の線維だけ、もしくは線維を擦る形
になり、線維を傷つけてしまいます。
熟練のセラピストになると、しっかり線維を捉えて
全体的に動かすので、線維を大きく傷つけること
がないのです。
実際、経験の浅いセラピストに揉み返しが
多いのは、この感覚が分からない事が原因に
なります。
ただ、経験数の長いセラピストでも、体幹部から
力の伝達が上手く出来ていないと、指先だけで
マッサージすることになり、余計な力みが入る
ことで揉み返しが起こる事もあります。
②滞っていた発痛物質が、循環して神経を刺激
するとは、日常的に負担がかかっている所は、
凝り固まっています。
いわゆる肩こりが、これに該当します。
そして、凝りが起きている所は、筋肉が硬く
なるのでその中を通っている血管は圧迫されて、
血流も悪くなります。
(引用 ゆたか倶楽部 www.d-yutaka.co.jp)
そのため、筋肉の細胞自体も酸欠・栄養不足に
なり働きが低下します。
そうなると、「疲労物質=活性酸素など」や、痛みを生む
「発痛物質=プロスタグランジン・ヒスタミンなど」などが、通常
よりも生成さたり、回収されません。
結果、これらが滞ることで筋肉にある神経を刺激
して、痛みを感じる事が原因になります。
ここまでが、揉み返しが起こる大きな原因に
ついてでした。
次は、揉み返しが起きた時の対処法・・・
といきたい所ですが、少し長くなってきたので
今回はここまで(^_-)-☆
【次回ブログは】
『マッサージ後に起こる【揉み返し】の
原因と対処法②』
についてお伝えします。 (^^)
〈最後に・・・〉
私は、治療院やリラクゼーションサロンに
勉強もかねて通っていたのですが、実際に
『揉み返し』の経験は何度もあります。
自身の経験でお話するなら、いわゆる【強揉み】
と言われる手技を受けた時に、起きています。
確かに刺激を伝える事は大事なのですが、
表面的な力ではなく、身体の深部から力を
伝えれる様になると弱い力で、力が伝わる
ようになります。
ですので、もしリラクゼーションサロンに行かれる
なら、刺激欲しさに強い刺激でマッサージを受け
ていると痛みに鈍感になり、強い痛みがでてから
でしか気づけない体になってしまうので注意して
くださいね。
当院では、セラピストの身体操作にも着目して
施術効果を最大限に高める取り組みをしている
西宮市内でも数少ない整骨院になります。 (^^)/)
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 代表 影山大造