かなりボリュームが多くなってきたので
前回のブログでは、
副腎疲労がもたらす本質的問題
についてお話しました。
今回は、主なPMS傾向を4タイプに分類し、
それぞれに合った食事・栄養・生活習慣の
アプローチを解説していきます。
【タイプ①:ストレス副腎型
=腎虚+気虚or気虚両虚型】
症状・・・イライラ・疲労・甘い物欲・午後のだるさ
●食事で意識すべきポイント
副腎のエネルギーが不足しやすいため、
朝食でしっかりタンパク質と
糖質をとることが基本です。
空腹時間が長くなると低血糖が起こりやすく、
イライラや甘い物欲につながります。
血糖の安定を意識しながら、
刺激物は避けるのが理想です。
●おすすめ食材
鶏むね肉、卵、納豆、かぼちゃ、
玄米、アボカド、海苔、牡蠣、
干し椎茸、にんじんなど。
副腎の材料となるビタミンC、
B群、亜鉛を含むものを積極的に。
●避けたい/注意点
菓子パンや市販のお菓子、カフェイン過多、
冷たい飲み物は血糖を乱しやすく、
副腎にも負担をかけるため控えましょう。
●おすすめの栄養
ビタミンC、パントテン酸(B5)、
マグネシウム、アシュワガンダ、
亜鉛、ビタミンB群(特にB6・B1)などが
副腎のサポートに役立ちます。
●生活習慣のポイント
朝の光浴で体内時計をリセットし、
スマホやブルーライトを夜間に減らす
ことが重要です。
アシュワガンダや甘草などの
副腎サポートハーブをうまく取り入れ、
過剰な運動や断食は避けるようにしましょう。
【タイプ②:肝うっ血型=肝うつ気滞型】
症状・・・乳房の張り・怒り・
肩こり・頭痛・吐き気
●食事で意識すべきポイント
気の巡りが悪くなりやすいため、
苦味・酸味・香味野菜で
「肝」の機能をゆるめてあげること
が大切です。
脂っこいもの、食べすぎ・飲みすぎは
症状を悪化させるため控えめに。
●おすすめ食材
春菊、三つ葉、クレソン、大葉、
みょうが、香菜、柑橘類、
梅干し、ゴボウ、こんにゃくなど。
香り・繊維・苦味がポイントです。
●避けたい/注意点
揚げ物、チーズ、生クリーム、マヨネーズ、
脂の多い肉、アルコールは肝胆に大きな
負担をかけやすいため避けたい食品です。
発酵食品の摂りすぎも注意。
●おすすめの栄養
イノシトール(脂質代謝と肝の流れに)、
タウリン(胆汁分泌促進)、ビタミンB6、
ミルクシスル(肝細胞保護)などが効果的です。
必要に応じて鉄やマグネシウムも加えると
巡りが良くなります。
●生活習慣のポイント
夕方以降は交感神経の高ぶりを鎮めるために、
深呼吸や軽い有酸素運動(ウォーキングなど)
がおすすめです。
強いストレスや夜更かしは特に悪化因子
となるので、就寝前はクールダウンする時間を
意識しましょう。
今回はここまで(^_-)-☆
【次回ブログは】
『後編 体質タイプ別の食事と習慣ケア』
についてお伝えしますね。 (^^)
〈最後に・・・〉
一般的に東洋医学というと
エビデンスが無いとか色々なネガティブなことも
聞きますが、昔の偉人たちが積み上げてきたものは
偉大であることは間違いないと痛感している
今日この頃です。(^^♪
当院では東洋医学的な見方もより
理解しやすい様に患者様にお伝えしている
西宮市内でも数少ない
整骨院になります。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
KMS西宮鍼灸整骨院 代表 影山大造