『生姜おろし』で指をよくケガする方の原因(家事編)

皆さんも一度は『生姜おろし』で

指をケガをした・しそうになった事が

あるのではないでしょうか?

 

腹圧が抜けるとケガしやすいショウガ卸し器

 

こういった時は、だいたい疲れていたり、

他の事を考えている時ではないでしょうか?

 

それでは、なぜ上記の時にケガをする

原因につながるのかをお話します。

 

いきなりですが、指をケガしそうになる時は、

あなたの体はズバリ「腹圧が抜けている」のです。

 

まず、腹圧とは、腹腔内部にかかる

圧力のことになります。(腹腔内圧)

 

そして腹腔とは横隔膜下部の腹壁で囲われて

いる部分になり、腹腔内には、消化器などの

内臓が集まっています。

 

腹圧を構成する筋肉

 

また、主に腹腔の周囲は筋肉で

囲われている特徴があります。

 

この筋肉に該当するのが、横隔膜、腹横筋、

多裂筋、骨盤底筋群になり、一般的な体幹を

構成する筋肉になります。

 

ということは、

腹圧が抜けているので、普段から腹圧が弱い

=体幹筋が弱い(横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群)

という事になります。

 

腹圧を構成する筋肉の断面図・3D

 

更に、体幹が弱ければ

身体の土台が安定しません。

 

そうなると、手先に頼った

使い方になり【力み】が生じます。

 

その結果、疲れている時や無意識で行って

いる時は、普段よりも体幹筋が使えておらず、

腹圧も低下しているので、手元が安定せずに

ケガをしてしまうのです。

 

もし、よく自分の手を下ろしてしまう時は、

腹圧にク゚ッと力を入れてみて下さい。

 

きっと手元が安定して、

楽におろせる様になりますよ。

 

という事で、生姜おろしでケガをよくする人は、

普段から腹圧を高めるトレーニングに取り組ん

でみて下さいね。

 

特に、出産をされた女性は、靭帯や筋肉が

伸びてしまい腹圧が抜けやすい傾向が

あります。

 

出産した女性

 

そこに【年齢】と共に【筋力が低下】してくると

より腹圧が抜けやすいので注意して下さい。

 

今回はここまで(^_-)-☆

 

〈最後に・・・〉

毎日の家事においての些細な事が

症状の改善につながることが、実は

よくあります。

 

今回の生姜おろしでケガをする事も

腰痛や肩こりのヒントになるのです。

 

例えば、よく生姜おろしでケガをする方に

腰痛があれば、普段から腹圧の低下から、

慢性的に腰の筋肉に負担が増えている

ことがわかります。

 

このように、一見関係ない様なことも

身体のクセや特徴がわかることで、施術の

ヒントになるのです。

 

当院では、症状と関係のない様な

日常生活での起こっている些細な事の

解決策もお伝えしている西宮市内でも

珍しい整骨院になります。

 

現在、『院』・『個人』インスタでも

セルフケアなどの健康情報を発信していますので

是非チェックしてみて下さい。

 

という事で、これからも皆さんに様々な角度から

お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)

          

     KMS西宮鍼灸整骨院 代表 影山大造