前回、癒着が起きる原因について
詳しく解説してきました。
今回は、癒着の原因に対して
どの様に解決していくかをお伝えして
いきます。
それでは一つずつ解説していきます。
①不良姿勢からの癒着している場合、
仙腸関節・腰仙関節付近の関節・筋肉は
もちろん筋膜・皮膚も硬くなることが
あります。
そんな時は、背骨から仙骨の上の皮膚を
ギュッと摘まみ1分間ほど揺すります。
そうすることで、癒着が取れやすくなり、
前屈の可動域も少しアップするはずです。
②内臓下垂・炎症からの癒着している場合、
肝臓に負担がかかって肥大して脂肪肝になり
、近くにある横隔膜と密着して癒着することが
あります。
そんな時は、鳩尾から肋骨の裏側に手を入れて
横隔膜をほぐしていきます。
そうする事で、癒着が取れやすくなり、
右股関節の詰まりも軽減してくるはずです。
③オペ後の傷口での癒着している場合、
メスを入れた所の皮膚が硬くなることが
あります。
そんな時は、メスの切り口の皮膚を
持ち上げて揺すっていきます。
また、傷口だけでなく、その周囲の皮膚も
広範囲で硬くなっていることがあるので、強く擦る
、摘まむ、揺するを繰り返いしていると、周囲の
関節可動域がアップするはずです。
④偏った身体の使い方からの癒着している場合、
ハムストリングスの外側・内側が癒着する事が
あります。
そんな時は、、外側と内側の割れ目に指を
入れて左右をかき分けていきます。
また、ストレッチ姿勢で割れ目にマッサージガンを
入れることで、より癒着をはがすことができるので
、坐骨神経通や腰痛が軽減する事があります。
(※下記は参考動画になります。)
この投稿をInstagramで見る
⑤使っていない関節付近が癒着している場合、
普段から座っている事が多く、股関節が上手く
使えていないと、鼠径部が癒着する事があります。
そんな時は、鼠径部の大腿神経が通る場所の
皮膚を持ち上げて揺すっていきます。
また、マッサージガンで鼠径部を上下共に
大腿神経が通る所を狙って強めに当てて
いきます。
(※下記は参考動画になります。)
この投稿をInstagramで見る
以上が、癒着で多く見られるポイントと
解消法になります。
慣れるまでは少し難しいですが、効果は抜群に
あるので、是非チャレンジしてみて下さいね。
今回はここまで(^_-)-☆
〈最後に・・・〉
今回のテーマである癒着は
意外に自分では気付いていない場合が
ほとんどです。
というのも、普段から自分の身体と
しっかり向き合っていなければ、繊細に
身体の感覚に気付けないからです。
そうならないために、ストレッチやトレーニング
は出来るだけ「○○しながらストレッチ」になら
ない事をお勧めします。
そうする事で自身の身体の声が
少しずつ聴こえるようになってきますよ。
という事で、当院ではセルフケアの際には
自身の身体の声に意識を傾ける様に指導して
いる西宮市内でも数少ない整骨院になります。
もしセルフケアのレベルをもっと上げて
自身でも身体が調整できるようになりたい方は
是非、ご相談ください。
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
こちらも是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
KMS西宮鍼灸整骨院 代表 影山大造