前回、『揉み返し』の原因について
2つお話しました。
今回は、『揉み返し』が起きた時の
対処法について詳しく解説していきます。
それでは、揉み返しの対処法についてです。
①筋肉の線維に対して垂直に刺激を入れて
揉み返しになった場合は、炎症が起きているため
患部周辺は2~3日は安静にします。
そして炎症を抑えるための栄養素を
食事やサプリで補います。
実際には、DHA/EPA、ケルセチンと言った
栄養素が必要になります。
これらは、DHA/EPAなら「青魚」、ケルセチンなら
「たまねぎ」に多く含まれていますが、治療目的で
考える場合は、サプリで量を確保した方が効果が
あります。
また、炎症を助長する食べ物は控えます。
実際には、グルテン、カゼイン、シュガーだけ
でなく、油もの、食品添加物、アルコールなど
になります。
②発痛物質が滞っていたモノが循環して神経を
刺激して揉み返しになった場合は、血流を更に
良くして、疲労物質や発痛物質をしっかり流して
除去します。
具体的な方法は4つあります。
①エプソムソルトを入れてお風呂に入る
②湿熱タイプのホットパックを当てる
③マッサージガンを当てる
④自分で擦る、摘まむ
それぞれ簡単に説明します。
エプソムソルトを入れてお風呂に入るとは、
エプソムソルトにマグネシウムが含まれているので
マグネシウムの作用により筋肉が弛緩します。
そのため、筋肉内の血流がよくなり、疲労物質・
発痛物質を早期に流してくれます。
湿熱タイプのホットパックを当てるとは、
湿熱により、通常の乾熱タイプのホットパックより
深部まで温めてくれるからです。
一般的には、乾熱タイプのホットパックが主流
ですが、医療用になると、お風呂に入っている様な
感覚で、湿度のためジワッと温まる感覚がわかり
ます。
マッサージガンを当てるとは、振動刺激により
筋肉を緩めるだけでなく、血液の流れが良く
なります。
また、マッサージガンのヘッドは、面の広いものを
選択することで、全体を満遍なく緩めていきます。
自分で擦る、摘まむとは、痛みを感じている周辺の
血流を良くします。
擦ることで、外から血液がしっかり流れるように
適度に圧をかけてを血流を良くしていきます。
また、摘まむことで皮膚と筋膜・筋肉との癒着を
はがしていく事で、血流を良くします。
以上が、【揉み返し】についての対策に
なります。
もし【揉み返し】になった時は、参考に
してみて下さい。
はい、今回はここまで(^_-)-☆
〈最後に・・・〉
私自身、マッサージが元々は上手く
ありませんでした。
実際に、揉み返しを起こしたことも
過去には、何回もありました。(‘_’)
その経験のおかげで、どうしたら上手く
なるのか、どうしたら上手く刺激が伝わるのか
を考えるようになりました。
そして、トップアスリートの研究をしているうちに
アスリートでもセラピストでも、身体の使い方が
全てだと分かりました。
筋力だけで考えると女性は男性に
劣りますが、筋力が弱くても身体の使い方が
上手ければ、刺激が上手く伝わります。
実際、当院の女性スタッフは
上手く力の伝達が出来るため、刺激が
しっかり伝わります。
当院では、筋力だけに頼る施術ではなく
身体の使い方でどれだけ患者さんの負担が少なく
刺激が伝わるか、また施術効果を高められるかを
追究している西宮市内でも数少ない整骨院に
なります。 (^^)/)
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
KMS西宮鍼灸整骨院 代表 影山大造
※下記はおススメのエプソムソルトになります。
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