前回、『股関節の痛み』が女性に多い
理由を5つお話しました。
今回は、その対策について
詳しく解説していきます。
対策のポイントは5つあります。
①インナーマッスルを鍛えて腹圧を高める
腹式呼吸を行うことで、腹横筋、横隔膜、
骨盤底筋群、多裂筋を鍛えて、体幹部を
安定させます。
最初は、仰向けから初めて、うつ伏せ、
座位へとレベルアップしていきます。
そして、座位で出来るようになると、
【姫トレ】と言われる道具を使って、更に
骨盤底筋群の意識を高めていきます。
②癒着している所
帝王切開部分の皮膚を摘まむことで、
皮膚の動きを良くします。
また、骨盤の内側にマッサージガンで
振動刺激を加えて、切開部による癒着から
2次的に硬くなった筋肉に対してもアプローチ
していきます。
③骨盤・股関節周囲の可動性をアップする
仙腸関節や股関節のストレッチをすることで、
筋肉へのリカバリー目的だけでなく、関節の
可動域をアップして局所的にかかる負担を
減らしていきます。
④股関節のインナーマッスルを鍛える
腸腰筋を鍛えることで、骨盤に対して
股関節をしっかり引き付けることができる
ので、股関節が安定します。
また、腸腰筋は重心移動にも大きく影響する
ため、機能してくると大きな横揺れが少なくなり
股関節にかかる負担を減らすことが出来ます。
⑤正しい身体意識を覚える
骨盤はやや前傾させることで、
股関節の被りを広くします。
また股関節は内旋・内転ではなく、
外旋・内転で大殿筋下部を効かします。
そして、鼠径部の真ん中に股関節の中心を
捉える意識を持ちます。
多くの方に、「股関節の中心を指差して下さい」
と言うと、本来の位置より外側を指差される事が
ほとんどです。
そのため、股関節がもっと身体の中心に
位置している事を理解して、そこを普段から
触ることで股関節を感じ取れるようにします。
各詳細に関しては、個人または院のインスタで
配信していきますので、是非チェックしてみて
下さい。
という事で、股関節の痛みは、どうしても女性に
多く発症しやすいため、痛みが少ない時、もしくは
痛みが無い時から予防に取り組みましょうという
お話でした。
理想としては、40歳になる前に取り組むことを
おススメしますが、40歳以降でも上記の対策5つ
に取り組めば、まだ間に合いますので、頑張って
取り組んで下さいね。
はい、今回はここまで(^_-)-☆
※全体的な【股関節痛の施術計画・考え方】に
ついては下のリンクに記載しています。
良かったらチェックしてみて下さい。 (^^♪
〈最後に・・・〉
股関節は、球関節と言われており
本来は360度動く関節なのです。
そのため、本来であれば、どの方向にも
動かせるので固まりにくい関節になります。
しかし、運動不足や特定の角度でしか動かして
いないと、少しずつ動く範囲が狭くなります。
ただこの頃は痛みが出てもすぐ治まるを
繰り返しすので、皆さん、あまり気にかけません。
しかし、痛みを頻繁に感じる頃には、ある程度、
可動域が制限され、変形性股関節症が進行
しているのです。
ですので、股関節に少し痛みが出始めた時に
対処することが重要になります。
当院では、問診や治療中にヒアリングすることで
主訴でない症状に対しても事前に対処をお伝え
している西宮市内でも数少ない整骨院に
なります。 (^^)/)
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
KMS西宮鍼灸整骨院 代表 影山大造
※下記は、マッサージガンでの緩め方になります。
この投稿をInstagramで見る