股関節の痛みは、なぜ女性に多いのか?③ ~理由と対策

前回、『股関節の痛み』が女性に多い

理由を5つお話しました。

 

今回は、その対策について

詳しく解説していきます。

 

対策のポイントは5つあります。

①インナーマッスルを鍛えて腹圧を高める

腹式呼吸を行うことで、腹横筋、横隔膜、

骨盤底筋群、多裂筋を鍛えて、体幹部を

安定させます。

 

腹圧を構成するインナーマッスル

 

最初は、仰向けから初めて、うつ伏せ、

座位へとレベルアップしていきます。

 

そして、座位で出来るようになると、

【姫トレ】と言われる道具を使って、更に

骨盤底筋群の意識を高めていきます。

 

②癒着している所

帝王切開部分の皮膚を摘まむことで、

皮膚の動きを良くします。

 

また、骨盤の内側にマッサージガンで

振動刺激を加えて、切開部による癒着から

2次的に硬くなった筋肉に対してもアプローチ

していきます。

 

③骨盤・股関節周囲の可動性をアップする

仙腸関節や股関節のストレッチをすることで、

筋肉へのリカバリー目的だけでなく、関節の

可動域をアップして局所的にかかる負担を

減らしていきます。

 

④股関節のインナーマッスルを鍛える

腸腰筋を鍛えることで、骨盤に対して

股関節をしっかり引き付けることができる

ので、股関節が安定します。

 

腸腰筋の実際の位置と名称

 

また、腸腰筋は重心移動にも大きく影響する

ため、機能してくると大きな横揺れが少なくなり

股関節にかかる負担を減らすことが出来ます。

 

⑤正しい身体意識を覚える

骨盤はやや前傾させることで、

股関節の被りを広くします。

 

また股関節は内旋・内転ではなく、

外旋・内転で大殿筋下部を効かします。

 

そして、鼠径部の真ん中に股関節の中心を

捉える意識を持ちます。

 

多くの方に、「股関節の中心を指差して下さい」

と言うと、本来の位置より外側を指差される事が

ほとんどです。

 

股関節の構造の図

 

そのため、股関節がもっと身体の中心に

位置している事を理解して、そこを普段から

触ることで股関節を感じ取れるようにします。

 

各詳細に関しては、個人または院のインスタで

配信していきますので、是非チェックしてみて

下さい。

 

という事で、股関節の痛みは、どうしても女性に

多く発症しやすいため、痛みが少ない時、もしくは

痛みが無い時から予防に取り組みましょうという

お話でした。

 

理想としては、40歳になる前に取り組むことを

おススメしますが、40歳以降でも上記の対策5つ

に取り組めば、まだ間に合いますので、頑張って

取り組んで下さいね。

 

はい、今回はここまで(^_-)-☆

 

※全体的な【股関節痛の施術計画・考え方】に

ついては下のリンクに記載しています。

 

良かったらチェックしてみて下さい。 (^^♪

 

股関節痛

 

〈最後に・・・〉

股関節は、球関節と言われており

本来は360度動く関節なのです。

 

そのため、本来であれば、どの方向にも

動かせるので固まりにくい関節になります。

 

しかし、運動不足や特定の角度でしか動かして

いないと、少しずつ動く範囲が狭くなります。

 

ただこの頃は痛みが出てもすぐ治まるを

繰り返しすので、皆さん、あまり気にかけません。

 

しかし、痛みを頻繁に感じる頃には、ある程度、

可動域が制限され、変形性股関節症が進行

しているのです。

 

ですので、股関節に少し痛みが出始めた時に

対処することが重要になります。

 

当院では、問診や治療中にヒアリングすることで

主訴でない症状に対しても事前に対処をお伝え

している西宮市内でも数少ない整骨院‎に

‎なります。 (^^)/)‎

 

現在、『院』・『個人』インスタでも

セルフケアなどの健康情報を発信していますので

是非チェックしてみて下さい。

 

という事で、これからも皆さんに様々な角度から

お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)

          

     KMS西宮鍼灸整骨院 代表 影山大造

※下記は、マッサージガンでの緩め方になります。

 
 
 
 
 
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