40歳を過ぎると、体が疲れやすい、
○○に痛みがあるなどの不調を感じる人が
6割近くいると言われています。
その中の1つに、【股関節の痛み】があるのですが、
症状の特徴として男女比率の割合が70%で女性
になります。
という事で、今回は40歳以降に多い股関節の
痛みが、なぜ女性に多いのか、またその対策に
ついてお話します。
それでは、なぜ40歳以降の女性に
股関節の痛みが増えてくるかと言いますと、
原因は5つあります。
①出産を経験している
②女性特有の骨盤の形状
③股関節の受け皿の問題
④女性ならではの美意識
⑤運動不足からくる筋力の低下
になります。
それでは一つずつ
詳しく見ていきましょう。
①出産を経験している
出産を経験していると、自然分娩であれば
恥骨結合、仙腸関節が大きく離開されます。
そのため、産後にお腹周囲のリハビリを
していないと、関節部分の靭帯が伸びたままに
なります。
そうなると、腹圧が抜けやすくなるので、
産後すぐに症状が出る場合もありますが、
数年してから膝や股関節などに痛みが出る
ことが多く見られます。
また帝王切開の場合は、メスを入れるため、
皮膚の癒着が起きやすく、筋肉の伸び縮みも
上手くいかなくなります。
ただ感覚で分かる人はほとんどいないので
気付くことが出来ません。
しかし、注意深く触ると表面が少し硬くなるので、
インナーマッスルが機能しにくくなり、結果的に
自然分娩と同様に腹圧が高めにくい状態に
なります。
その結果、腰や股関節などの痛みの原因に
後々つながってくるのです。
②女性特有の骨盤の形状
骨盤を上から見ると、一般的に男性の骨盤は
ハート形で、仙骨の幅が狭く、垂直に長い形状を
とっています。
一方、女性の骨盤は横楕円形で、
仙骨は短くて幅広くなっています。
(引用 ワコール www.bodybook.jp)
そのため、女性は出産に適した形をしている
のですが、幅が広い分、骨盤底筋群が引っ張られ
るため、男性より筋力が発揮しにくくなります。
そうなると、臓器が下垂して、重心が下がりやすく
なるので、骨盤が股関節を上から過度に押し出す
形となります。
そして、股関節が正常な位置からズレるので、
股関節の痛みはもちろん、膝や腰などにも
痛みが出てくるのです。
少し長くなってきたので
今回はここまで(^_-)-☆
※全体的な【股関節痛の施術計画・考え方】に
ついては下のリンクに記載しています。
良かったらチェックしてみて下さい。 (^^♪
【次回ブログは】
『股関節の痛みは、なぜ女性に多いのか?②』
についてお伝えします。 (^^)
〈最後に・・・〉
今回、股関節の痛みについてブログを書こうと
思ったのは、股関節痛で悩んでいる方の多くが
「原因」や「対策」を知らないという事実を
知ったからです。
たしかに先天的な要素で、股関節の被りが
浅いことが原因にはなりますが、全員がなるわけ
ではありません。
という事は、後天的な要素で股関節痛の発症する
確率が変化すると言えるでしょう。
ですので、早いうちに対策を打てば、先天的な
ものだからと言って諦める事はありません。
僕自身も股関節の痛み・つまりに
本当に悩んできました。
その悩んで発見してきたことを、当院でも
お伝えしていますのでより股関節痛の方の
気持ちが理解できると考えています。
そのため、自身が腰痛だけでなく股関節痛を
経験している西宮市内でも珍しい整骨院に
なります。
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 代表 影山大造