足関節の捻挫はクセになる??③

前回、捻挫の予防には、「身体の中心に近い

内側の筋肉にある筋紡錘を活性化させる必要が

ありますよ」というお話でした。

 

今回は、身体の中心に近い内側にある筋肉の

【筋紡錘】を活性化するために脱力をどうすれば

良いかをお伝えしていきます。

 

それでは、脱力するためには、

どうすれば良いかと言いますと

筋肉ではなく、骨で立つ』です。

 

(※脱力とは、完全脱力ではなく、必要最小限の

筋力で支えて動ける状態として考えて下さい。)

 

 

というのも、骨で立てるようになると

筋力の働きを最小限に抑えることが

出来ます。

 

これは、外側の筋肉で過度に固めて身体を

支える必要がなくなり、身体の中心に近い筋肉が

最小限の筋力で立つことが可能になるので、

余計な力みが無くなり脱力ができるからです。

 

次に、『骨で立つ』ために

実際どうすれば良いのかをお伝えします。

 

それは

①骨格を整える

②身体意識を変える

③軸を形成する筋肉を鍛える

です。

 

①骨格を整えるとは、身体の骨格に歪みが

あると、骨で支えることができないため、余計な

筋肉の緊張が生まれてしまいます。

 

そのため、骨格を整えるために施術だけでなく、

自身で行うセルフケア(ストレッチなど)により普段から

骨格の歪みを自分でも整えていきます。

 

②身体意識を変えるとは、骨で立つために

身体にある各骨の意識を高めていきます。

 

そして、自身で感じていた今までの感覚と

骨を意識して立った時に起こる実際のズレを

修正していきます。

 

③軸を形成する筋肉を鍛えるとは、

センターマッスルと言われる腸腰筋や横隔膜、

前鋸筋、内転筋などの筋肉を意識的に

トレーニングを行います。

 

 

これは、ウエイトトレーニングや

体幹トレーニングであっても、センターマッスルが

メインで働く様に意識します。

 

そうする事で、どんなトレーニングをしても

軸が形成されて、重心コントロールの能力も

向上されます。

 

ここまで取り組むことで、はじめて捻挫を

防ぐことができるのです。

 

確かに一般的なリハビリは重要ですが、

再発予防になっているかは別の問題に

なります。

 

そのため、なぜ捻挫が起きるのかまで

考える必要があるのです。

 

ただ、上記に記載した内容は、すぐに結果が

出るものばかりではありませんが、毎日の少し

ずつの意識や積み重ねが、後に大きな力に

なるので、根気よく取り組んで下さいね。

 

 

ということで、捻挫を予防するためには、

重心コントロール能力を向上させましょう

というお話でした。

 

今回はここまで(^_-)-☆

 

 

※全体的な【捻挫の施術計画・考え方】については

下のリンクに記載しています。

 

良かったらチェックしてみて下さい。(^^♪

 

肉離れ・捻挫

 

〈最後に・・・〉

足関節捻挫ですが、競技力が高くなると

傾向として、受傷率が低い傾向があります。

 

これは、トップアスリートになれば

必ずセンターマッスルが発達しており

重心コントロール能力が高くなるため

捻挫を予防できていると考えられます。

 

また、骨格の歪みが少ないとも

言えるでしょう。

 

当院では、センターマッスルの高め方を

患者様にも指導している西宮市内でも

唯一の整骨院‎に‎‎なります。 (^^)/)‎

 

現在、『院』・『個人』インスタでも

セルフケアなどの健康情報を発信していますので

是非チェックしてみて下さい。

 

という事で、これからも皆さんに様々な角度から

お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)

          

     影山鍼灸整骨院 代表 影山大造