前回、腸内環境の乱れが、なぜ【腰痛】に
つながるのかお話しました。
今回は、具体的にお腹のどの辺りが硬くなる
のか、また対処法について説明していきます。
それでは、お腹のどの辺りが
硬くなりやすいのかと言いますと、
①おへその周囲
②右の骨盤(上前腸骨棘)内ヘリ
③へそ下~左より骨盤内
に多く見られます。
まず、おへその周囲は、小腸に問題が
ある場合に硬くなります。
ただ、小腸だけの問題と、上にある胃・
十二指腸が下垂してくる事で小腸が圧迫
されて、働きが悪くなる事で問題が起きます。
次に、骨盤内ヘリは、大腸である上行結腸に
問題がある場合に硬くなります。
上行結腸は右側の腸骨横にありますが、
上の肝臓からの影響で圧迫されて、働きが
悪くなります。
また、上行結腸は唯一、鯉の滝登りのように
重力に逆らって上に上がっていかなければ
なりません。
そのため、負担がかかりやすく滞りやすい
場所でもあります。
最後の、へそ下~左より骨盤内は、
S状結腸に問題がある場合に硬くなります。
ここは、前述したように上からの内臓下垂が
原因で圧迫されるパターンと、S状というだけ
あって少し捻れいてる為、滞りやすい場所に
なります。
それでは、これらの対処法について
【内科的な視点】と【外科的な視点】で
お話します。
まず【内科的視点】でお話すると、
まず小腸と大腸は善玉菌の種類には
決定的な違いがあります。
というのも、善玉菌でも
・小腸は【乳酸菌】
・大腸は【ビフィズス菌】
がメインになります。
そのため、自分がどこが硬いかで摂取する
善玉菌の種類を変える事がベストになります。
ただ、年齢と共にビフィズス菌は少なくなってくる
と言われているので、40歳以降は腰痛に関係なく
ビフィズス菌は摂取することをおススメします。
ここでよく「ヨーグルト・ヤクルトは摂取しています
が大丈夫ですか?」的な質問をよく受けます。
その際、「それだけだと菌の総数、菌の種類
が少ないため、サプリで補充してください」と
お伝えしています。
また、炎症が起きているタイプは、
炎症を予防するために消化酵素(海外)や
グルタミン、DHA/EPAなどが有効です。
それでは、外科的なアプローチで
言いいますと・・・
少し長くなってきたので
今回はここまで(^_-)-☆
【次回ブログは】
『腰痛改善のヒントは腸内環境にある?④』
についてお伝えします。 (^^)
〈最後に・・・〉
現在、日本全国には、腰痛で悩んでいる人は
3000万人いると推計されています。
実際、当院にもまだまだ多くの
腰痛患者さんが来院されます。
私自身も腰痛で悩まされてきましたが、
以前は整形外科的な視点(筋肉・関節・神経)でしか
腰痛を考えていませんでした。
そのため、実際に自身でいろいろと治療を
していましたが、整形外科的視点だけでは、
本当の意味では改善はしませんでした。
そこで、もっと背景を考えていった時に、
食事や栄養面など内科的、栄養学的視点が
関係している事がわかったのです。
当院では、西宮市内でも数少ない
腰痛の原因に内臓が関係していると
考えている整骨院になります。 (^^)/)
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 代表 影山大造