当院には、スポーツでの肩の痛みで
多くの患者様が来院されます。
これらの患者さんほぼ全員にみられる
共通の身体的な問題点があります。
それが、【胸椎の硬さ】です。
その理由を解説する前に、スポーツでの肩の痛み
について簡単にお話していきます。
まず、スポーツでの肩の痛みは、基本的に
オーバーヘッドスポーツと言われる野球・テニス・
バレー・バトミントン・水泳などで起きます。
そして、手を大きく振りかぶる動作の時に
痛みが出る事がほとんどですが、酷くなると
じっとしていても痛みを感じる事があります。
それでは、オーバーヘッドスポーツにおいて、
なぜ胸椎の硬さが問題になるのかお話します。
まず、理想的な振りかぶる動作は、腕や肩甲骨は
もちろん、その土台となる肋骨、そして特に胸椎が
しっかり動いていることがポイントになります。
そして、胸椎を中心として、背骨全体が鞭のように
しなり、捻ることで、爆発的な強い力を生み出す
ことが出来るのです。
そもそも、胸椎とは背骨が24個あるうちの
半分になる12個が胸椎に当たります。
また構造上の特徴として、他の背骨と比べて
「回旋」、「伸展」、「屈曲」方向に動きやすくなって
います。
そのため、胸椎が硬くなると背骨の半分が動かなく
なるため、回旋や伸展などの動きがかなり制限され
るのです。
その結果、背骨を上手く使う事が出来なくなり、
腕だけを無理やりしならせて捻る事となり、肩を
痛めてしまうのです。
ただ、よくある誤解として肩関節が過剰な外旋
可動域がある場合を良しとされている事です。
(引用 高校野球ドットコム www.hb-nippon.com)
確かに肩関節の外旋可動域が出るので
腕だけはしならせることが出来ますが、土台である
肩甲骨はもちろん背骨や肋骨は動いていないため、
肩が動き過ぎる事で痛めてしまう場合もあるので
注意が必要です。
このパターンは、学生でも特に
野球のピッチャーに多く見られます。
一般的には、可動域が出ることはメリットが
多いのですが、可動域が出過ぎることでの
デメリットがある事も知っておいてください。
それでは、大人の方で多い
スポーツでの肩の痛みとは・・・
はい、少し長くなってきたので、
今回はここまで。(^^♪
【次回ブログは】
『スポーツでの肩の痛みにおける決定的な
原因とは?②』についてお伝えします。 (^^)
(余談ですが・・・)
当院のHPに、各症状に対して原因や
改善の考え方などを詳しく記載している
ページがあります。
ただ、各ページに書いている内容で
古いものもあるため、現在、すべてのページを
再度作成し直しています。
というのも、トップアスリートの研究を重ねる事で
施術につながるヒントや改善ポイントが、より明確
になりバージョンアップを続けているからです。
そのため、当院のHPは以前と書いている事が
少し変わったといった事があるのは、常に最新の
改善方法を記載するようにしています。
西宮市内でも常にバージョンアップを
繰り返して、HPを更新し続けている
数少ない整骨院になります。(^_-)-☆
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非こちらもチェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 代表 影山大造