前回、脛骨を真っすぐ立てるメリットを
お伝えしました。
今回は、脛骨を真っすぐに立てるための要素
と真っすぐに立たない原因についてです。
それでは、どうすればトップアスリートの
様に脛骨がまっすぐ立つかといいますと
土台である「距骨」と「踵骨」が整っている
ことが重要になります。
というのも、そもそも土台の骨がズレていると、
その上に乗っている脛骨が傾いてしまうから
です。
それでは、距骨、踵骨がどうしてズレるのか、
よくある3つの原因をみていきましょう。
①捻挫の経験がある
一般的に、捻挫の多くは内反捻挫(足裏が内向きになる)
になりますが、この時に靱帯を伸ばしてしまう為、
距骨がズレてしまうのです。
靱帯は、骨と骨を強固に固定してくれている
ので、伸びてしまうと骨が動いてズレてしまう
のです。
そして、リハビリでズレた骨を正しい位置に
戻していないと、ズレたまま治ってしまうので、
その上にある脛骨はズレたままになるのです。
更には、脛骨の歪みを身体のどこかでカバー
するために、他にも歪みが出てしまうのです。
②座る・立つ時に足を回内・回外する癖がある
これは女性に多いのですが、座っている時には
膝を内またにして外側を浮かしたり、立っている時
には足首をストレッチをかける様に内に倒したり
する癖がある人が意外に多いのです。
普段から足底で地面をしっかり捉えていないと、
歪んだ状態が普通だと認識してしまい、歪んだ
状態で固まっていくのです。
③体幹が弱い
下半身が骨盤と言うお神輿を担いでいると考えて
下さい。
お神輿(骨盤)がグラグラ揺れて不安定であれば、
下半身は必死で支えようとします。
そうなると、足をまっすぐで支えるよりも、少し足幅
を広げた方が安定するため、地面から垂直ではな
く骨盤を三角形の頂点として下半身で支える様に
なるのです。
その結果、脛骨が歪んでいくのです。
この3点が多くみられます。
特に、床反力が必要な跳躍系スポーツ選手は、
床反力をもらうために脛骨が真っすぐであること
は重要な要素になります。
そのため、ジャンプ系のトレーニングも大事です
が、普段から脛骨をまっすぐ立てる事がベースに
あるという事を忘れないで下さいね。
もちろん、あらゆるスポーツで床反力は必要なの
で、サッカー・野球・ゴルフ・テニスなどであっても
気を付けて下さい。
また、膝・股関節痛や腰痛にも、足首からの歪み
が痛みに影響するため、スポーツの有無関係なく
普段から意識してみて下さい。
いかがだったでしょうか?
毎日の何気ないトイレに座る動作が、
トップアスリートの身体操作に近づく
トレーニングになりますよというお話
でした。
是非、年齢に関係なくパフォーマンスアップ
したい方、なかなか治らない腰痛、膝・股関節
の痛みでお悩みの方は生活に取り入れてみて
下さいね。
はい、今回はここまで(^_-)-☆
〈最後に・・・〉
私は、究極の身体操作のお手本である
トップアスリートを普段から研究しています。
そんな時、トップアスリートの身体的特徴と、
対になる辛い症状を抱える方達の身体的特徴
の違いが何かを考える様になりました。
そして、決定的な違いの1つに
「歪み」=「骨格が整っている」だと
気付いたのです。
そのため、当院では症状を改善するヒントが
トップアスリートにあると考えるようになり、
西宮市内でも珍しい整骨院になるのです。(^^)/)
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 代表 影山大造