今回も人気シリーズ、子供の頃に遊んでいた
○○が運動能力を向上させるシリーズ②です。
それでは、いきなりですが○○とは、
ズバリ【うんてい】です。
昔は、ほとんどの小学校に設置されていたの
ですが、現在は、事故につながる危険性がある
との事で、撤去された所も多くあります。
しかし、この【うんてい】は正しく使えば
安全でかつ運動能力を向上してくれる最高の
遊具になるのです。
それでは、なぜ【うんてい】が最高の遊具かと
いいますと、ポイントは3つあります。
①前鋸筋が鍛えられる
うんていに長くぶら下がる為には、肩を
締める必要があります。
肩を締めるとは、前鋸筋上部線維で
肩甲骨を下方回旋させて、更には肩関節の
インナーマッスルを働かすために外旋方向
に力をかけます。
そうすると腕の骨である上腕骨と肩甲骨が
カッチリはまるので安定して、更には前鋸筋
により肩甲骨を体幹部にしっかり固定できる
ので、腕~肩甲骨~体幹部まで安定させる
ことが出来るのです。
(引用 スポーツナビDo dosports.yahoo.co.jp)
②体幹部が鍛えられる
手だけが固定され、体幹部・下半身は
不安定な状態になります。
その状態で、上手く前に進むためには、
体幹部が安定していなければならいので、
体幹が強化されます。
そして、筋膜の繋がりから考えても、前鋸筋⇒
腹斜筋⇒腹横筋とつながるため、解剖学的に
みても体幹部の強化につながると言えます。
③指先の力みが消える
これは一見、逆ではないかと思うのですが、
ぶら下がり続けるのには握力ではなく肩甲骨
固定筋が強くなければ直ぐに疲れてしまい
ます。
握力だけに頼ると、使っている筋肉は小さく、
数も少ないです。
しかし肩甲骨固定筋(前鋸筋、僧帽筋上部、中部、下部)
が使えると、筋肉は大きいだけでなく、そこから
の繋がりで総動員する筋肉の数も圧倒的に
多くなるのです。
結果、指先の力みが消えて、背中周囲の筋肉が
使える様になります。
(引用 M2 Posing Lab. m2posinglab.com)
この3つのポイントにある使い方が出来る様に
なると、基本的にはオーバーヘッドスポーツ(野球・
バレー・テニスのサーブなど)の使い方と似ているため、
パフォーマンスアップはもちろん、ケガの予防にも
つながりますよ。
いかがだったでしょうか?
大人になって【うんてい】をする事はほとんど
ないかと思いますが、昔に流行ったぶら下がり
健康器や鉄棒でもOKなので一度、長い時間
ぶら下がってみて下さいね。
はい、今回はここまで(^_-)-☆
〈最後に・・・〉
皆さんも子供の頃に出来ていた事が
出来なくなっているという体験をしたことが
あるのではないでしょうか?
私自身も数年前まではそうでした。
しかし、身体操作の原理原則がわかって
くると、逆に出来なかったことが40歳を過ぎ
てから出来る様になったのです。
この事実を一人でも多くの方に伝える事で、
諦めていた自己実現のサポートに少しでも
なればと思い、自身のインスタやブログで
発信しています。
また、自身の経験も元にして、新しい症状の改善
方法やパフォーマンスアップの方法を研究して、
来院される患者様に指導している西宮市内でも
珍しい整骨院になります。(^^)/)
現在も、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 代表 影山大造