前回は働いている筋肉により、どこが主導で動く
かで骨盤の位置が変わり、体の開きにつながり
ますよとお話しました。
今回は、【股関節主導】と【膝関節主導】の違いで、
どのように体の開きが変わってくるか詳しくお話
します。
まず、膝関節主導になると大腿四頭筋が過度に
引っ張る事で骨盤が後傾気味になります。
そうなると、回転軸に対してスタートから骨盤と
回転軸との距離が短くなるために、右の骨盤は
早く回ります。
逆にしかし、骨盤が前傾して股関節が引き込め
ていると、回転軸に対して骨盤との距離が長く
なるために、早く体が回ることを防げるのです。
ようは、どこを主導にするかで回転する移動
距離が変わります。
移動距離が長い方が、力を溜めやすくなる
ため強い力が発揮できるのです。
(引用 victory victorysportsnews.com/articles/7155/original )
(写真 中野 崇)
なかなか文章では分かりにくいという方は、
実験として食卓用の椅子(※座面が硬いタイプ)に
四股踏みのポーズで座って、スイングすると
分かるかと思います。
まず骨盤を後傾から試してみましょう。
骨盤を後傾した時のスイングでは、体より手が
後方に残っていませんか?
次に骨盤を前傾しましょう。
さっきとは逆で、骨盤を前傾した時のスイングは
手が先(ハンドファースト)、もしくは体と手が同時に回転
している(ボディーターン)様に感じれるのではないで
しょうか。
それでは、なぜ股関節が上手く使えずに体が開き
やすいかと言いますと、大きく2つの原因があり
ます。
①骨盤を後傾するハムストリングなどの硬さ
②腸腰筋の弱さ
になります。
こうなると、骨盤を前傾しようと思っても、骨盤は
後ろに引っ張られるだけでなく、骨盤を起こす力
もない状態なので身体は言う事を聞いてくれま
せん。
(引用 いぎあすてーしょん www.gurutto-mama-yokohama.com)
そのため、身体が思い通りに動かせるように、
ストレッチやトレーニングが重要になります。
また、原因の背景には、普段の姿勢からハムスト
リングスの硬さや食生活の乱れによる腸腰筋の
機能低下などがあります。
実際に、テニス肘・ゴルフ肘が中高年に多いのは、
年齢と共に、柔軟性が低下しやすかったり、腸腰筋
が弱くなる傾向が強いために、発症しやすいと考え
られます。
先程の実験ですが、身体の使い方を修正する
トレーニングにもなるので、椅子に骨盤が後傾
しない様に前傾で座る練習をします。
そして、窓ガラスや鏡の前で骨盤部分を見ながら
、スイングの練習を行うと効果的ですよ。
という事で今回は、テニス肘・ゴルフ肘の原因に
【体の開き】が原因にもなりますというお話でした。
ブログに記載している以外にも、テニス肘・ゴルフ
肘の原因・治療方法、そして考え方など詳しい説明
を、当院のHPにある症例ページで詳しく書いてい
ます。
興味のある方は、是非チェックしてみて下さいね。
はい、今回はここまで(^_-)-☆
〈最後に・・・〉
私は、JARTA(日本アスリートリハビリテーション協会)で
認定講師・トレーナーをしている事もあり
トップアスリートの研究を日々行っています。
実際、私のメインでの仕事は施術業務と研究
になるため直接的にトップアスリートに関わる
頻度は決して多くはありません。
しかし、JARTA代表の中野は、現在も多くのトップ
アスリートに携わっており、日々の研究はもちろん
最新のパフォーマンスアップ理論の構築・発信を
してくれています。
そのため私は、自身の理論だけでなく、そこで得た
情報も自身のパフォーマンスアップにどうつなが
るのかを研究・鍛錬して結果が出たものをスタッフ
や患者様に還元していると言った事もしています。
そして、当院は西宮市内で、症状の改善のため
にもトップアスリートの身体操作が参考になる
と本気で考えている整骨院になります。(^^)/)
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 代表 影山大造
※ 野球関係者の方でもう少し詳しく知りたい方は
JARTA中野のブログや掲載記事もおススメです。
ameblo.jp/bodysync/entry-12300611113.html
ameblo.jp/bodysync/entry-12431643658.html
victorysportsnews.com/articles/7155/original