今回は、子供の頃に遊んでいた遊具が
実は運動能力の向上につながっていた
というお話です。
それでは、運動能力の向上につながる遊具
とは、ズバリ【一輪車】です。
皆さんも小学生の頃に、一度は遊んだことが
ある方も多いのではないでしょうか?
それでは、なぜ一輪車が運動能力の向上に
つながるかを解説していきます。
まず前提として、一輪車は自転車より不安定な
状態で操作しなければなりません。
そうなると体幹部が安定していないと上手く運転
する事が出来ません。
そのため、体幹で重要な「腹横筋」、「横隔膜」、
「骨盤底筋群」がある程度、機能していなければ
ならないのです。
次に、骨盤のポジションも重要になります。
これは骨盤が後傾していると骨盤が股関節を
被覆できる面積が小さくなるため、不安定に
なります。
そのため、骨盤を前傾して股関節を被覆する面積
を大きくすることで安定させなければならないの
です。
そして、股関節~骨盤~脊柱までが繋がっていな
ければ、体幹部を安定させながら股関節を動かす
ことが出来ません。
そのため、股関節、骨盤、脊柱の全てに付着する
唯一の筋肉である「腸腰筋」が働いていることが
重要になります。
最後は、股関節を腸腰筋でしっかり骨盤に引き
込み、次に少し股を内転筋で閉めなければなり
ません。
内転筋が機能すると、内転筋からの筋膜の繋がり
で骨盤底筋群が働きやすくなるので、体幹部の底
が安定します。
また、骨盤底筋群と連動して働く横隔膜⇒腹横筋
も機能しやすくなり、体幹部の天井と周囲の壁も
安定します。
更には、横隔膜と腸腰筋は連結しているので、
横隔膜が働けば、腸腰筋も働きやすくなるの
です。
上記の様に、子供の頃に一輪車で遊でいると、
自然とトレーニングになっていた為、実は運動
能力の向上につながっていたのです。
大人になっても子供の頃の身体操作は覚えて
いる事が多く、いざ大人になって何かスポーツを
初めたとしても、子供の頃に一輪車で遊んで覚え
た身体操作がアドバンテージになるのです。
そのため、大人になって始めたスポーツも
それなりに楽しめている、もしくは競技力が高い
場合、努力だけでなく子供の頃の何気ない遊び
が、実は関係しているかも知れませんよ。
という事で、いかがだったでしょうか?
子供の頃に一輪車が得意だった方は、大人に
なってもその使い方が生きている事が多いです。
逆に苦手だった方や今は出来なくなっている方は、
一輪車を練習する、または乗っている感覚で、股関
節の引き込みなどの練習をすると、「なるほど!!」
という瞬間があるはずなので、トライしてみて
下さい。
はい、今回はここまで(^_-)-☆
まだまだ、パフォーマンスアップにつながる遊具が
ありますので、今後もシリーズでお伝えできればと
思います。
〈最後に・・・〉
当院では、来院された患者様だけでなく
その家族・周囲の方にまでアドバイスする事が
あります。
というのも、施術中に子供の運動能力について
悩んでいると父母の方に多く相談されているから
です。
そのため、会話の入り口は、自身のパフォーマンス
アップになりますが、その知識がご家族やお子様に
も活かせて、喜んでもらえないかと、私達セラピス
トは、いつも考えてお話しています。
治療に来られた際は、症状が落ち着いてきたら
自身のことだけでなく、周囲の方の相談も遠慮なく
して下さいね。
当院では、来院された方の周囲の方までが、より
健康で、そしてパフォーマンスアップまで導こうと
する西宮市内でも珍しい整骨院になります。(^^)/)
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 代表 影山大造