当院には、多くのテニス肘・ゴルフ肘の
患者様が来院されます。
これらの患者さんに多くみられる身体の使い方に
特徴的な身体操作の問題があります。
それが、【体の開き】です。
体の開きと言うと、野球のピッチャーなどでは
よく言いますが、テニス、ゴルフでも同様に体の
開きはあります。
ひとえに体の開きと言っても、一般的には
【体の開き】の基準が明確になっていませんので、
ここでは右の骨盤の開きと定義します。
(※右利きの場合)
それではなぜ、体が開くとテニス肘・ゴルフ肘に
なりやすいのかをお話します。
まず、右の骨盤が開いてしまう理由は、股関節が
上手く使えていない事で起きます。
というのも、インパクトの時に大腿骨を骨盤に
しっかり引き付ける事(※以降、股関節の引き込みと表記)が
出来ると、腸腰筋により股関節主導になるので、
股関節屈曲でパワーポジションがとれます。
(引用 Conditioning BRIDGE https://conditioning-bridge.com/power-position2)
しかし、股関節の引き込みが出来ていないと、
大腿四頭筋により股関節主導ではなく膝関節
主導になるので、膝関節屈曲がメインでパワー
ポジションを取る事になります。
そうなると、インパクトを迎える前に右の骨盤が
早く回ってしまい、遅れて手が出てきてしまいます。
その結果、手首で捏ねるような形になるか、左側の
肩甲骨を挙上して内転させる事で修正する事が
ほとんどです。
腰が早く回ってしまうと、どうしても強いパワーが
発揮できない為に、手先に頼ったスイングになって
しまうからです。
その結果、いわゆる小手先だけのフォームになり、
前腕の筋肉が過度に働き、繰り返しのストレスに
より痛めてしまうのです。
ここからは、もう少し詳しく体の開きについて
お話していきましょう。
それでは・・・
少し長くなりそうなので、今回はここまで(^_-)-☆
【次回ブログは】
『テニス肘・ゴルフ肘で多く見られる【体の開き】
とは?②』についてお伝えしますね。! (^^)!
〈最後に・・・〉
当院では、患者様にテニス・ゴルフのスイング時の
【動画】を送ってもらうことがあります。
というのも、口頭での説明も大事ですが
実際に自分の動きを見ながら説明すると
患者様も納得してもらいやすいからです。
また、動画を送ってもらう事で、他にも
身体操作の視点からはアドバイスが出来る
時があるからです。
ただ、細かいスキル的なお話は、今までの
競技経験の豊富な方から指導されていると
思いますので、基本的には致しません。
あくまでも、トップアスリートを分析した上で
普遍的な身体操作の視点、そしてケガの予防を
するための視点からお話しています。
当院は西宮市内でも、動作解析まで行える
数少ない整骨院になります。(^^)/)
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 代表 影山大造