皆さんは、自宅や職場でスリッパを履いていませ
んか?
もしかすると、あなたのパフォーマンスが下がって
いる原因がスリッパを履いているからかもしれま
せんよ。
というのも、スリッパで歩いていると股関節伸展
方向に動かせば脱げてしまう為、屈曲方向ばかり
に動かして歩くようになるからです。
詳しく説明する前に、【理想的な歩き方】からお話
します。
まず理想的な歩き方は、腕をしっかり振る、上から
吊るされる意識など一般的には言われていますが
もっとも重要な事は、後ろの足がしっかり後方へ
伸びていることです。
横から見ると「人」の字の様に見ている状態に
なります。
しかし、スリッパを履いていると、屈曲方向ばかりに
動かしてしまうため、理想的な歩き方と真逆になっ
てしまうのです。
それでは、後ろの足が後方へ伸びていないことで
何故パフォーマンスが下がるのか具体的な理由を
みていきましょう。
理由①アクセル筋が使えなくなる
足が後方へ伸びていなければ、歩行の中でハム
スト、大殿筋が使えていない事になります。
本来は、アクセルの働きをする筋肉なので、体幹部
を前に運んでくれるサポートをしてくれます。
しかしアクセル筋が使えていないと、太ももの前に
あるブレーキの働きをする大腿四頭筋で歩くことに
なります。
その結果、足を前方に運ぶように歩くだけでなく、
ブレーキ筋が常に優位に働くので着地のたびに
ブレーキをかけてしまい、前への推進力の妨げに
なるのです。
理由②伸張反射が使えなくなる
足が後方へ伸びていなければ、股関節前面に
ある腸腰筋が伸張されないので伸張反射が使え
ません。
本来は、腸腰筋がしっかり輪ゴムの様に伸ばされ
ることで張力がうまれ、その力で足が勝手に前に
出てくるのです。
しかし伸張反射が使えないと筋力で無理やり動か
そうとするので必要以上に筋肉を使うために疲れ
やすくなります。
理由③動き出しが体幹部ではなく、足から動かす
癖がつく
足が後方に伸びていなければ、歩行の動き出しで
も、足を前に着きにいこうとして動き出します。
本来は、歩行時だけでなく競技動作時であっても、
体幹部から始動して、その後に足が運ばれるのが
理想になります。
しかし、普段から足から動き出す癖がついてしまう
と、一歩目が遅くなるだけでなく、予備動作が大き
くなり動きを読まれやすくなります。
更には、2歩目、3歩目も大腿四頭筋で踏ん張って
から、また足から動き出すので遅くなるのです。
ただ、スリッパを履いていなくても、足を後方へ
動かせていない事もあります。
それは・・・
少し長くなってきたので、今日はここまで。(^^♪
【次回ブログは】
『【スリッパ】を履くことでパフォーマンスが低下
する??②』についてお伝えしますね。! (^^)!
〈最後に・・・〉
当院では、【歩き方】や【呼吸】についても指導する
事があります。
というのも、これらは人間がもっとも回数を行う
ものになるので基本動作にもなるわけです。
この基本動作が間違っているのと、もっと複雑な
競技動作はもちろん日常生活での何気ない動き
でも、正しい動かし方が出来ないのです。
そのため、スポーツをしている・していない関係
なく一般の方にも【歩き方】や【呼吸】について
指導をしています。
当院では症状の改善であっても、日常生活での
身体操作、日々の身体の在り方が重要だと考え
ている西宮市内でも珍しい整骨院になります。
(^^)/)
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 代表 影山大造