トレーニング後に食欲が低下した時の食事の考え方とは・・・①

皆さんはトレーニング後の食事で、食欲が低下して

困った事はありませんか?

 

そんな時、皆さんはどうされていますか?

 

 

食欲がないのでプロテインを飲んでいる、食欲は

ないが無理やり食べているといった事をしていま

せんか?

 

今回は、トレーニング後に食欲が低下している時の

【食事の考え方】についてお話します。

 

いきなりですが、トレーニング後に食欲が低下して

いるなら、結論はお腹が空いてから食べるです。

 

これはプロテインであっても食事であっても同じです。

 

というのも、食欲が低下しているのに食べても、消

化の3ステップである分解・吸収が上手くいかない

からです。

 

それでは食欲が低下している時に、食事だけで

なく消化への負担が少ないプロテインであって

も、なぜ問題になるのか詳しくみていきましょう。

 

 

まずプロテインですが、液状になっているので、

容易にタンパク質量を摂取することができます。

 

また固形物でないため、消化への負担は少なく

なります。

 

しかしながら、食欲が低下している時は、消化の

分解、吸収の機能が低下している為、プロテインで

あっても胃酸や消化酵素がしっかり出ていなけれ

ば分解、吸収はされないのです。

 

ちなみにタンパク質は胃酸でペプチドに分解され、

プロテアーゼなどでペプチドからアミノ酸へさらに

細かく分解されて、はじめて吸収できるサイズに

なります。

 

タンパク質ペプチドアミノ酸

 

ですので、体が受け付けていないのに無理に

プロテインを流し込んでも、細かく分解する事が

出来ないので吸収できません。

 

そして、吸収できなかったものは排出されるだけな

良いのですが、未消化になることで肝臓・腎臓の

負担を増やしてしまうのです。

 

 

それでは、臓器に対してどのように負担になるの

か、もう少し詳しくみていきましょう。

 

肝臓は一番大きい臓器であり、普段から仕事量も

多く、必要とする血液も多くなります。

 

しかしトレーニング後は筋肉に血液が運ばれる為

肝臓に運ばれる血液は少なくなります。

 

更に運動により生じるアンモニアのなどの毒素に

対しての解毒作業も担ってくれているので、わかり

やすく例えるなら、肝臓は栄養補給(血液)が出来

ない中で働き続けている状態になります。

 

そこに、プロテインを無理に摂取すると、更に仕事

を追加される事になるので、肝臓はどんどん疲弊

していくのです。

 

また、腎臓は血液をろ過して、体の中に溜まった

老廃物や水分、取り過ぎた塩分などを尿と一緒に

体の外へ排出して、必要なものだけをしっかり

体内に残してくれます。

 

しかしトレーニング後の消化力が低下している時

に、プロテインで大量にタンパク質を摂取しても、

全てを分解・吸収する事ができない為、消化でき

なかったタンパク質は体外に排出しなければ

なりません。

 

またトレーニング後に発生するアンモニアに対して

も排出する必要があり、一気に仕事量が増えてし

まいます。

 

 

その結果、腎臓への負担も大きくなり、疲弊して

いくのです。

 

そして、肝臓、腎臓は臓器の位置関係から腸腰筋

腰方形筋といった筋肉と密接に関係しており、臓

器への負担が増えると筋肉への負担も増えて機

能も低下してしまうのです。

 

スポーツにおいて最も重要な筋肉の腸腰筋や拮抗

する腰方形筋の機能低下は、パフォーマンスの低

下をも意味するのです。

 

ですので、肝臓、腎臓に負担のかからない様なプロ

テイン摂取や食事のとり方を特にアスリートには

意識してほしいのです。

 

もし、トレーニング後に食欲が低下している時、内

臓の負担を減らして吸収できる範囲でプロテイン

摂取を考えているなら、摂取するタンパク質量の

目安量があります。

 

それは・・・少し長くなりそうなので

今回はここまで(^_-)-☆

 

【次回ブログは】

『トレーニング後に食欲が低下した時の食事の

考え方とは②』‎についてお伝えしますね。! (^^)!‎

 

〈余談ですが・・・〉

大谷選手や井上尚弥選手などトップアスリート

に共通している点は、内臓の強さだと考えてい

ます。

 

というのも、トップアスリートはがしっかり

しているのは皆さんも何となくわかると思い

ます。

 

そして、この軸が通身体の中心近くに東洋医学

で言われる五臓六腑の五臓の経絡が流れて

いるのです。

 

 

 

五臓とは肝心脾肺腎と言われるものであり、

全て内臓になります。

 

という事は、体の中心いわゆる軸が強いという

事は、五臓(内臓)も強いと置き換えられるの

です。

 

そう考えると、トップアスリートに軸が通っている

のは内臓の強さが重要だとわかると思います。

 

当院は西宮市内で、症状の改善やパフォーマンス

アップに内臓機能が重要であると考える整骨院

なります。(^^)/)

 

現在、『院』・『個人』インスタでも

セルフケアなどの健康情報を発信していますので

是非チェックしてみて下さい。

 

という事で、これからも皆さんに様々な角度から

お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)

          

     影山鍼灸整骨院 代表 影山大造