最近では、腸が健康に大事だとういう事で
「腸活」や「腸内フローラ」と言った言葉をよく
聞く様になりましたね。
ところで、腸に炎症が起きていたり、腸内環境が
崩れていると、腰や各関節に痛みを感じたり、
痛みに敏感になるのをご存知ですか?
もしかすると、なかなか改善しない腰痛・50肩・
股関節痛などは、内臓が原因の可能性があり
ますよ。
ただ原因より前に、内臓の問題を語る上で重要
なのが、消化の3ステップになります。
それでは見ていきましょう。
まず食べたものは
1stステップ 分解
2ndステップ 吸収
3rdステップ 代謝
の順に進んでいきます。
内臓が原因で、慢性的な腰痛・50肩・股関節痛
などになる場合は、特にステップ1.2の【分解】
と【吸収】に問題がある場合がほとんどです。
というのもまず、①分解ですが、食べたものを分解
できないと吸収する事ができません。
また、消化できなければ未消化として腸に長く
滞在する事になり、腸内環境の悪化につながる
からです。
この場合、そもそも消化力が落ちている場合と、
糖質やタンパク質の摂り過ぎで消化しきれない
場合の2パターンあります。
腸内環境が悪化すると、腸の後ろ側には腰痛や
股関節痛の原因になる腸腰筋があるため影響
します。
例えば、未消化が起きていると微細な炎症がおき、
炎症物質が周囲の組織を刺激しやすくなります。
また、腸内環境が崩れる事で悪玉菌による毒素の
排出や炎症物質が生成されて、腸も平滑筋と言わ
れる筋肉のなので硬くなります。
更に、腸が硬くなると、背骨の動きが悪くなるのを
腸腰筋などの筋肉が無理に背骨を動かそうとする
ことで筋肉まで硬くなっていくのです。
また、悪玉菌による毒素は全身を駆け巡ります。
そして、身体の弱い所は血流が良くないために
滞りやすく、結果、痛みを誘発したり、関節を硬く
する原因にもなりうるのです。
そして②吸収ですが、分解されたものが吸収でき
るかどうかは腸の状態が関係します。
腸の壁に穴が開いていたり、脆くなっていたりする
と吸収が上手くいきません。
それだけでなく、消化が出来ていない未消化の
タンパク質や食べ物の中に含まれる身体に良くない
有害物質や悪玉菌による毒素が、体内(血液)にも
漏れ出してしまうのです。
(※リーキーガット症候群と言います。)
そうなると、有害物質が血液の流れに乗って全身
に広がり、身体のあらゆる部分に慢性的な炎症を
起こすのです。
また、血中に出たタンパク質が毛細血管の流れを
悪くする原因になるため、特に毛細血管が多く
集まる肩関節や股関節などは血流低下だけで
なく関節の硬さにもつながっていくのです。
ちなみに③代謝ですが、仮に消化・吸収が上手く
いってもエネルギーに変換するためのビタミン・
ミネラルが欠乏していると生成されません。
そのため、損傷している箇所の修復時間に影響
するため、慢性疾患よりも急性疾患において重要
なポイントになります。
それでは次に、各ステップの解決策を見ていきま
しょうと言いたい所ですが、少し長くなりそうなの
で、今回はここまで(^_-)-☆
【次回ブログは】
『内臓】が原因で起こる慢性疾患に対して
の栄養学アプローチ②』について
お伝えしますね。! (^^)!
〈最後に・・・〉
当院では、なぜ栄養学の視点からもアプローチ
しているかと言うと、過去の臨床経験で食事・栄養
が「腰痛」や「50肩」などの慢性疾患に関係すると
確信したからです。
というのも、50肩であれば拘縮を早く取り除くため
に毎日でも超音波を当てに来てもらう事があるの
ですが昨日、超音波で緩んだはずの肩が今日には
硬くなっていたのです。
もちろん、ストレッチをしていても硬い所は直ぐに
戻る事はありますが、施術をして超音波をしてあれ
だけ緩んだはずの肩が硬くなる原因が考えられな
かったのです。
その方に聞くと、家で普通に過ごしていただけでし
たので、原因が外科的な要素ではなく、内科的な
要素もあるのではと考えるようになっていった
からです。
これは症例の一例ですが、それ以外にも多くの
症例で内臓が慢性痛に関係していると実感して
います。
ちなみに東洋医学でなぜ五臓六腑でわけられる
かというと、全ての病の原因は腸になるからと
昔の人達は考えていたのですね。
※西宮市内において、分子栄養学の視点から
慢性疾患に対してアプローチしている唯一の
整骨院になります。(^^)/)
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 代表 影山大造
(※下記はおススメの消化酵素になります。)
この投稿をInstagramで見る