太極拳に学ぶ身体操作とは④・・・【含胸抜背】

前回ブログで

『含胸抜背』に関係する間違った身体意識

の一つ目についてお話しました。

 

それでは今回は、もう一つの

②肩関節水平内転時の意識での間違い

についてお話します。

 

                  (引用 病気が見える)

 

まず、多くの方が肩関節の水平内転を行う時

どこの筋肉を使っているかと言いますと、

「大胸筋」がメインになります。

 

そうすると、大胸筋は胸骨・鎖骨・肋骨に付着

している為、筋肉が収縮すると、骨そして関節が

動きが制限されます。

 

                                                                    (引用     BODY  MOTION LAB)

 

そうするとトップアスリートの身体操作に必須な

上位肋椎・胸椎の動きが制限されるという事に

なります。

 

それでは、トップアスリートがどのように肩関節

の水平内転を行っているかと言うと、肩関節の

水平内転ではなく、肩甲骨の外転もしくは外放

になります。

 

そのため、メインで使っている筋肉が、大胸筋

ではなく、前鋸筋がメインになっているのです。

 

そうすると、前鋸筋は同側の外腹斜筋⇒対側

の内腹斜筋⇒腹横筋⇒骨盤底筋群⇒内転筋

などに連結していきセンター(軸)を形成する

筋肉が働きやすくなるのです。

 

             (引用 セルフケアラボ)

 

結果、パフォーマンスアップに重要なセンター

(軸)を形成する筋肉が働きやすくなるだけ

でなく、上位肋椎・胸椎の可動性も確保できる

ので、パフォーマンスがアップするのです。

 

注意点としては、実際はトップアスリートが

意識しているかどうかでと言うと、多分して

いないはずです。

 

それは無意識レベルで、自然とできて

いなければ競技の中で意識して行う事は

現実的に難しいからです。

 

そう考えても、やはりトップアスリートは

凄いですね。(^^♪

 

という事で、太極拳から学ぶ『含胸抜背』

シリーズいかがだったでしょうか?

 

一見、太極拳と言うと競技スポーツと関係

ないように思いますが、武術やスポーツは共通

している点が多いので皆さんも是非、参考に

してみて下さいね。

 

はい、今回はここまで(^_-)-☆

 

 

【次回ブログは】

『超効率的な水分補給とは・・・』

‎についてお伝えしますね。! (^^)!‎

 

〈余談ですが・・・〉

太極拳は動きだけ見ると、複雑な動きはなく

簡単そうに見えます。

 

しかし、実際に動いてみると

達人たちの様に流れるようなしなやかな動きが

かなり難しい事に気付きます。

 

どうしても難しい動きやアクロバットな動きに

憧れますが、簡単そうに見える動きを極める事の

方が、より繊細かつ緻密な動きで難易度としては

高い事がわかります。

 

皆さんも競技だけでなく日常生活での

パフォーマンスアップを考える時に、一見

何でもない簡単な動きの質を高めて過ご

してみて下さいね。

 

当院は、日常生活での身体操作、日々の身体

の在り方についても指導している西宮市内でも

珍しい整骨院なります。(^^)/)

 

現在、『院』・『個人』インスタでも

セルフケアなどの健康情報を発信していますので

是非チェックしてみて下さい。

 

という事で、これからも皆さんに様々な角度から

お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)

          

     影山鍼灸整骨院 代表 影山大造