前回ブログで
『含胸抜背』について解剖学的な事
をお話しました。
そして今回は、多くの方にみられる
身体意識の2つの間違いについてです。
それは
①肩甲骨内転の意識
②肩関節水平内転時の意識
になります。
それでは一つずつ見ていきましょう。
まず①肩甲骨内転の意識の間違いとは、
多くの方が姿勢を良くして下さいと言うと
肩甲骨を寄せていわゆる内転の状態にします。
(引用 ストレッチポール公式ブログより)
これは、菱形筋の言われる肩甲骨と背骨に付着
する筋肉を使っている状態になります。
という事は、菱形筋を収縮させると背骨が同時に
硬くなり、柔らかく使いたい胸椎の動きが制限
されるのです。
(引用 ヨガジャーナルより)
更には、胸椎のつながりから、トップアスリートの
身体操作に必須条件である上位肋椎の動きも
制限されるのです。
また、上位胸椎・肋椎が動かない代償として、中位、
下位胸椎・肋椎で動かすようになります。
そうすると、特に下位肋椎が動き出すと、いわゆる
狭義の体幹部分になり安定させたいところが不安
定になります。
そのため、結果として体幹が安定せずにパフォー
マンスが下がるというメカニズムです。
(引用 B-LEADより)
トップアスリートが体幹が強いというのは、
上位肋椎が動くから中位、下位肋椎を過度に動か
さなくてよいため、結果として下位肋椎部分にあた
る体幹部が安定しやすくなるという事なのです。
という事は、安易に体幹トレーニングばかりを
していても上位肋椎が動かなければ、下位~上位
までが安定というより固まってしまいます。
そのため、トップアスリートと同じトレーニングを
していても彼らの様な「しなやか」で「バネのある
動き」にならないと言った事が起きるのです。
それでは次に、②肩関節水平内転時の意識
の間違いについてお話したいところですが・・・
少し長くなりそうなので、今回はここまで(^_-)-☆
【次回ブログは】
『太極拳に学ぶ身体操作とは・・・【含胸抜背】④』
についてお伝えしますね。! (^^)!
〈余談ですが・・・〉
10年前トレーナー活動をしていた時に
感じた疑問ですが、同じ練習を3年間していて
成長スピードに個人差があるのはどうして
だろうと疑問に感じました。
今は、はっきりと答えがわかるのですが
同じことをしていても、動きは同じ様にみえても
使っている筋肉や意識している事が違う事が
わかりました。
そこから、自身のパフォーマンスも年齢関係なく
向上できるのではと思い、いろいろなトレーニング
に取り組んでいます。
そして、学生時代に出来なかったことが
大人になって出来るように、間違いないと
確信にかわったのです。
西宮市内において、40歳を超えても自身の
パフォーマンスアップに取り組む珍しい整骨院
になります。(^^)/)
現在、『院』・『個人』インスタでも
セルフケアなどの健康情報を発信していますので
是非チェックしてみて下さい。
という事で、これからも皆さんに様々な角度から
お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 代表 影山大造
※下記は、上位胸椎の動きをよくするトレーニングになります。
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