太極拳に学ぶ身体操作とは③・・・【含胸抜背】

前回ブログで

『含胸抜背』について解剖学的な事

をお話しました。

 

そして今回は、多くの方にみられる

身体意識の2つの間違いについてです。

 

それは

①肩甲骨内転の意識

②肩関節水平内転時の意識

になります。

 

それでは一つずつ見ていきましょう。

 

まず①肩甲骨内転の意識の間違いとは、

多くの方が姿勢を良くして下さいと言うと

肩甲骨を寄せていわゆる内転の状態にします。

 

  (引用 ストレッチポール公式ブログより)

 

これは、菱形筋の言われる肩甲骨と背骨に付着

する筋肉を使っている状態になります。

 

という事は、菱形筋を収縮させると背骨が同時に

硬くなり、柔らかく使いたい胸椎の動きが制限

されるのです。

 

                 (引用 ヨガジャーナルより)

 

更には、胸椎のつながりから、トップアスリートの

身体操作に必須条件である上位肋椎の動きも

制限されるのです。

 

また、上位胸椎・肋椎が動かない代償として、中位、

下位胸椎・肋椎で動かすようになります。

 

そうすると、特に下位肋椎が動き出すと、いわゆる

狭義の体幹部分になり安定させたいところが不安

定になります。

 

そのため、結果として体幹が安定せずにパフォー

マンスが下がるというメカニズムです。

 

                   (引用 B-LEADより)

 

トップアスリートが体幹が強いというのは、

上位肋椎が動くから中位、下位肋椎を過度に動か

なくてよいため、結果として下位肋椎部分にあた

体幹部が安定しやすくなるという事なのです。

 

という事は、安易に体幹トレーニングばかりを

していても上位肋椎が動かなければ、下位~上位

までが安定というより固まってしまいます。

 

そのため、トップアスリートと同じトレーニングを

していても彼らの様な「しなやか」「バネのある

動き」にならないと言った事が起きるのです。

 

それでは次に、②肩関節水平内転時の意識

の間違いについてお話したいところですが・・・

 

少し長くなりそうなので、今回はここまで(^_-)-☆

 

 

【次回ブログは】

『太極拳に学ぶ身体操作とは・・・【含胸抜背】④』

‎についてお伝えしますね。! (^^)!‎

 

〈余談ですが・・・〉

10年前トレーナー活動をしていた時に

感じた疑問ですが、同じ練習を3年間していて

成長スピードに個人差があるのはどうして

だろうと疑問に感じました

 

今は、はっきりと答えがわかるのですが

同じことをしていても、動きは同じ様にみえても

使っている筋肉や意識している事が違う事が

わかりました。

 

そこから、自身のパフォーマンスも年齢関係なく

向上できるのではと思い、いろいろなトレーニング

に取り組んでいます。

 

そして、学生時代に出来なかったことが

大人になって出来るように、間違いないと

確信にかわったのです。

 

西宮市内において、40歳を超えても自身の

パフォーマンスアップに取り組む珍しい整骨院

になります。(^^)/)

 

現在、『院』・『個人』インスタでも

セルフケアなどの健康情報を発信していますので

是非チェックしてみて下さい。

 

という事で、これからも皆さんに様々な角度から

お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)

          

     影山鍼灸整骨院 代表 影山大造

※下記は、上位胸椎の動きをよくするトレーニングになります。

 
 
 
 
 
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