太極拳に学ぶ身体操作とは②・・・【含胸抜背】

前回ブログで

『含胸抜背』について感覚的な事

をお話しました。

 

それでは今回は、『含胸抜背』の状態である

胸を柔らかくして、懐を深くするとは解剖学的に

どういった状態なのかをお話をしていきます。

 

まず、胸を柔らかくするというのは、

筋肉で言うと大胸筋が緩んでいる状態で

更には筋膜の繋がりである、上腕二頭筋

そして前腕屈筋群が緩んでいる状態です。

 

そうすると、屈筋群ではなく伸筋群が優位になり

筋膜の繋がりから背中側の筋肉も優位になり

ます。

 

また、懐を深くするというのは、

筋肉で言うと、前鋸筋が効いた状態で

肩甲骨が外転、もっと正確に言うと外放

といわれる肩甲骨と上腕骨が一致している

状態で、やや外転位にあります。

 

             (引用 ヨガジャーナルより)

 

これらを骨で言うと、肩甲骨がしっかり外に

せり出す事で手を前に伸ばした時に懐が広がる

様になります。

 

試しに、手を前で組んだ状態で、前に習えを

してみて下さい。

 

そうすると胸の前の空間が広がりましたよね。

 

※イメージ図

                                             (ジャッキーチェンの酔拳引用 :IMDB.com)

 

そして、肩甲骨を寄せていないので、上位胸椎、

上位肋椎が固まらずにしっかり動ける状態になります。

 

これが、大胸筋が硬くなると付着している

上位肋椎や鎖骨の動きが制限され、

結果的に上位胸椎も制限されます。

 

更には、猫背は良くないという思いから、

肩甲骨を寄せてしまうと肩甲骨内転の意識が強く

なり、菱形筋が優位になります。

 

そうすると上位胸椎に付着している為、

背骨の動きが制限されるのです。

 

実際、多くの方が身体意識の2つの間違い

により、『含胸抜背』を難しくしています。

 

それでは、多くの方にみられる

身体意識の2つの間違いとは・・・

 

 

はい、少し長くなりそうなので

今回はここまで(^_-)-☆

 

 

【次回ブログは】

『太極拳に学ぶ身体操作とは・・・【含胸抜背】③』

‎についてお伝えしますね。! (^^)!‎

 

〈余談ですが・・・〉

今回、太極拳を取り上げた1つの要因に

当院のパフォーマンスアップ理論のベースにある

東大 高岡英夫先生の『究極の身体』に

つながっていると確信したからです。

 

なかなか高岡理論は難しく、一般の方に解釈する

までにかなりの時間を要します。

 

また私自身も、完全に理解できているわけではなく

少しずつ体現しながら解釈をしていっています。

 

そして、何かより理解を深めるヒントになるものは

ないかと考えた時に、歴史あるものにはきっとヒン

トがあるのではと思い、太極拳の本に手を伸ばして

読んだ時に、これだと確信しました。(^^♪

 

現在、私自身もパフォーマンスアップ通して、

治療・トレーニングを常にバージョンアップして

おり西宮市内でも珍しい整骨院になります。(^^)/)

 

現在、『院』・『個人』インスタでも

セルフケアなどの健康情報を発信していますので

是非チェックしてみて下さい。

 

という事で、これからも皆さんに様々な角度から

お役に立てる情報を発信していきますね!(*^-^*)

          

     影山鍼灸整骨院 代表 影山大造

※下記は、含胸抜背につながる前鋸筋優位、大胸筋劣位で行うトレーニングです。

 
 
 
 
 
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