前回、「股関節は外旋方向」
の力が重要だとお話しました。
今回のブログは
なぜ外旋方向に使う方が良いのか
お話をしていきます。
というのも、股関節の周囲には
外旋方向で働く筋肉が多くあります。
表面の大きい筋肉は外旋作用の力が強く
深部の小さい筋肉のほとんどが外旋方向で働きます。
そのため、外旋方向の力が働いていると
股関節は安定するのです。
また、歩く、走る動作で考えると、
パフォーマンスアップに最重要の
腸腰筋が働き続けてほしいのです。
この腸腰筋ですが
屈曲作用はもちろん外旋作用も
あるんですよ。
では、どのようにして働くかというと
股関節屈曲時は、腸腰筋が収縮する事で
屈曲外旋で働いてほしいのです。
そこから殿筋群などの伸張反射により
股関節伸展・内旋していきます。
この時に、腸腰筋がブレーキとして
屈曲・外旋方向に働いてほしいのです。
そして伸展すると、
今度は腸腰筋が伸張反射により
また屈曲・外旋していくといった流れです。
このように動作の中でも
屈曲・伸展時に、腸腰筋がどれだけ
働き続けてくれているかが重要になるのです。
実際、相撲の立ち合いやバレエのターンアウトも
全て外旋方向の力を上手に使っていますよね。
ただ股関節の外旋であって
下腿の外旋ではないですよ。
バレエをされている患者さんで
大腿が内旋して下腿の外旋が強く
ターンアウトしているので、膝の隙間が空いて
悩んでいる方が多かったと言った事が
良くありました。
これは『下腿外旋症候群』と言われるものなので
股関節の外旋とは全くの別物になります。
また、外旋方向の力なので
外旋位とはまた違うので注意が
必要です。
見かけは外旋していても
外旋方向の力が使えていない場合も
あるので、専門家に見てもらう事を
おススメします。
ということで
股関節は外旋方向の力を使いましょう
といお話でした。
はい、今回はここまで(^_-)-☆
【次回ブログは】
『枕選びに困っていませんか?』
についてお伝えしますね。!(^^)!
当院では、施術はもちろん
【身体操作】も指導しています。
その中でも股関節については
いろいろと指導しています。
というのも
股関節は球関節と言って
360度動く関節になりますので
使える様になると他の身体の部位に
与える影響が大きいからです。
実際、股関節の誤った身体意識により
【腰痛】 や 【肩こり】、【膝痛】といった
症状が出てくる事もあるんですよ。
(※西宮市内でも、施術のなかで【身体操作】まで
指導している治療院は少ないと思います。(^^)/)
という事で、これからも様々な角度から
皆さんのお役に立てる情報を発信していきますね!
感想や症状の事など、メッセージお待ちしてます。(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 院長 影山大造