前回ブログで
「背中を丸める」と「みぞおちを丸める」の
違いについて説明しました。
今回のブログは
みぞおちを丸めるコツを
お伝えします。
ポイントは2つあります。
1つ目が
尾骨の先端を天井に向ける
意識をします。
そうすると、上にある仙骨や腰椎が
まっすぐ立ち安定します。
ざっくり言うなら、骨盤の後傾誘導になりますが
腹直筋を優位ではないですよ。
大殿筋下部、ハムストリングス、内転筋後部での
骨盤後傾方向に誘導します。
2つ目が
骨盤のニュートラルが出来ている前提で、
肩甲骨の外転を意識します。
細かい事ですが、腕の水平内転ではないですよ。
腕の水平内転になると大胸筋・三角筋が
優位になっています。
(※こうなると巻き肩・猫背になるのでNG)
あくまでも肩甲骨外転で前鋸筋を
優位にさせます。
そうする事で
ハムストリングス、内転筋~骨盤底筋群、腹横筋、横隔膜
横隔膜、腸腰筋~腹斜筋、前鋸筋といった様に
下半身から体幹、そして体幹から上半身の
インナーマッスルにつながっていくのです。
これらを理解した上で
一般的に言われる体幹トレーニングを
行うと抜群の効果を発揮します。
しかし残念ながら、ほとんどの
体幹トレーニングはみぞおちを固める
アウター優位のトレーニングになります。
確かに、トレーニング直後は安定する感じがあり
やった感もあるのですが、実際にトレーニング後に
運動してみて下さい。
例えば、前屈や後屈など、可動域が
低下しているはずです。
また走ると、なんとなく遅くなっているはずです。
これは、スポーツにおける
最重要筋肉である腸腰筋が
働きにくくなっているので
足が重くなっているはずです。
更には
表面の腹筋群や背筋群が
緊張して背骨が動かなくなり
固まってしまうのです。
パフォーマンスアップにつながる
体幹トレーニングとは、トレーニング後に
動きが良くなっている状態になるのです。
これは、どのトレーニング後にも
感じてもらえると良いですね。
せっかくのトレーニングが
トレーニングのためのトレーニングに
ならないように注意してください。
目的がパフォーマンスアップなら
意識してみて下さいね!!
という事で、身体操作で重要になる
『みぞおちを丸める』についてのお話でした。
今後も【身体操作シリーズ】を書く予定なので
いろいろ解説していければと思います。
今回はここまで(^_-)-☆
【次回ブログは】
『カフェインレスは、カフェインゼロではない?? (質問編)』
についてお伝えしますね。!(^^)!
当院では、セルフケアの中で
体幹トレーニングを指導する事があります。
というのも、体幹部は身体の中心なので
トレーニングにより安定させることで
症状のコントロールが出来るように
なるからです。
ただ一般的な体幹トレーニングの形でも
意識しているポイントが違うので
効いている筋肉や効果が大きく変わってきますよ。
(※西宮市内で、施術において細部までこだわった
体幹トレーニングを指導する整骨院になります(^^)/)
という事で、これからも
皆さんのお役に立てる情報を発信していきますね!
感想や症状の事など、メッセージお待ちしてます。(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 院長 影山大造