腰痛を経験したことある方は
どのようにして痛みを感じているか
ご存じでしょうか?
痛みのメカニズムを理解できると
どのような施術を受けていくと良いのか
分かるので、「腰痛」の方は必見ですよ。
いきなりですが『腰痛』は
侵害受容器(センサー)の興奮を
抑える必要があります。
というのも
侵害受容器(センサー)のスイッチが
入ったままだと、痛みを感じやすく
なるからです。
それでは
どのような仕組みかみていきましょう。
まず人間の感覚の中には
【体性感覚】と言われる感覚があり
その中に皮膚感覚と深部感覚があります。
※以前のブログに深部感覚について詳しく記載しています
それぞれ
皮膚感覚=温覚・冷覚・痛覚・触圧覚
深部感覚=運動感覚、振動感覚、深部痛覚
になります。
その中でも、今回の痛みに関係するのが
①皮膚感覚に含まれる痛覚
②深部感覚に含まれる深部痛覚
になります。
そして、【痛覚】と【深部痛覚】を
感じるセンサーが2つあります。
それが
①高閾値機械受容器
機械的侵害刺激に反応して、刺激を受けた部位が
はっきりとした速い刺すような痛みを感じます。
⇒これが【ぎっくり腰】の鋭い痛み
②ポリモーダル侵害受容器
機械的、温度、化学的侵害刺激に反応して
刺激を受けた部位がぼやっとした遅い
うずく痛みを感じます。
⇒これが【慢性腰痛】の鈍い痛み
更に、この2つの受容器は、
痛みを感じる【感覚神経】の興奮だけでなく
筋肉を緊張させてしまう【運動神経】の興奮まで
起こすのです。
更には
【自律神経】である交感神経も興奮がおきて
血管は収縮されてしまい、血流量が低下します。
更には、酸素が細胞まで供給されず、
発痛物質(血管拡張作用のあるブラジキニンなど)を
作り出してしまうのです。
これにより、ますます痛みを感じやすくなり
痛みのループが完成されるのです。
ここまで、痛みのメカニズムについて
お話してきました。
それでは、腰痛などの痛みのある症状に対して
どのように施術していくかと言いますと・・・
少し長くなりそうなので
はい、今回はここまで(^_-)-☆
【次回ブログは】
『腰痛はセンサーの興奮を抑えよう!② 』
についてお伝えしますね。!(^^)!
当院では、施術の前に
症状の説明を行います。
これは、患者さんが
自身の状態を理解することで
症状の改善が早くなるからです。
というのも、自分の筋肉や関節が
どのようになっているかを把握できると
セルフケアを行う際に、イメージしながら
取り組めるので、効果が違ってくるからです。
その結果、症状の改善が早くなりやすいんです。
「腰痛」だけでなく「股関節・肩の痛み」であっても
どの筋肉が硬くなっているか、関節の位置が
どう歪んでいるかを知ることは重要なんですよ。
(※西宮市内でも、施術前の状態の説明には
力を入れている整骨院になります(^^)/)
という事で、これからも
皆さんのお役に立てる情報を発信していきますね!
感想や症状の事など、メッセージお待ちしてます。(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 院長 影山大造