皆さんは、自律神経を
どのように整えていますか?
いろいろな方法はありますが
自律神経を整える要素の一つに
心を安定させる考え方があります。
そして今回は、心を安定させる考え方として
おススメな『禅』の教えをご紹介します。
それが
【八風吹けども動ぜず、天変の月】
という言葉になります。
少し言葉の意味を簡単に説明しますね。
「八風」とは、自然の風ではなく
人の心の中に吹く煩悩(ぼんのう)の風を指します。
そして八風は
こういう風が吹いたらいいなと願う煩悩を「四順(しじゅん)」
こういう風は吹かないでくれと願う煩悩を「四違(しい)」
に分けられます。
※煩悩とは、心身をわずらわせるような心の働きの事
四順
①利(りこ) 自己の利欲に執(とら)われ、自分だけはと願う心。
②誉(ほまれ) 名聞名誉に執(とら)われ、誉められたいと願う心
③称(たたえ) 人々から称賛されたいと、願う心。
④楽(たのしみ) 享楽にふけり、楽(らく)したいと願う心。
四違
⑤衰(おとろえ) 気力、活力の衰え、人生の衰えた姿
⑥毀(けなし) 他の人から批判され、けなされる姿。
⑦譏(そしり) 他の人から、そしられる姿。
⑧苦(くるしみ) 人生の苦難、苦境にさらされる姿。
そして、【八風吹けども動ぜず、天変の月】とは
こうした風に吹かれても空に浮かぶような月のように
動じない心を持ちましょうという教えです。
ここで言う【動じない心】とは、決して
感情を出さないという事ではありません。
人間であれば、誰かの話や言葉で喜んだり
怒ったり、悲しんだり、楽しんだりすることは
人間として当然です。
そんなふうに、他人の言葉によって
人間の心というのはいつも揺れ動くものなのです。
ただし、月も全く動かないわけではありません。
少しずつ動いて、また形も少しずつ変化して
元に戻ります。
ということは、月の様に動じない心とは
感情が動いても、また元の状態に戻して
心を安定させることを言ってるのではないでしょうか?
それでは、具体的にどのようにして
この禅の教えを取り入れるかと言いますと・・・
はい、少し長くなりそうなので
今回は、ここまで(^_-)-☆
【次回ブログは】
『自律神経を整える『禅』の教え②』
についてお伝えしますね。!(^^)!
当院では、重度な症状の患者さんも
多くいらっしゃいます。
そうすると、長期に渡って症状で悩まれているので
自律神経にも影響を及ぼします。
というのも、考え方の特徴としては
痛みなどの症状のチェックする習慣があり
その都度、一喜一憂する傾向があるので
よりストレスを感じやすくなり、1日の中でも
常にそういった思考がループしてしまいます。
その結果、自律神経にも影響して
より症状を複雑にしてしまう
という事があります。
ですので、症状との向き合い方を変えて
気持ちの部分で楽になって欲しいという思いもあり
この様なお話をする事があります。
考え方や物事の受け取り方が変わり
今の自分を受け入れることが出来る様になれば
症状も少しずつですが良くなっていくものです。
(※心理学でいう自己肯定感にあたります)
(※西宮市内でも、心理学的な要素を踏まえて
カウンセリングをしている整骨院は少ないと思います(^^)/)
という事で、これからも様々な角度から
皆さんのお役に立てる情報を発信していきますね!
感想や症状の事など、メッセージお待ちしてます。(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 院長 影山大造