今回は、前回のブログの続きになります。
前回、トレーニングの1時間前にプロテインを飲むと
アナボリック=筋肉の合成が促進できますよ
とお話してきました。
今回は、もしトレーニング開始までに
血中アミノ酸濃度が高まっていない場合のお話です。
それでは、実際どうなるかというと
ズバリ 【筋肉の分解】が起こります。
というのも、トレーニングを開始すると
タンパクの合成が高まります。
ですが、血中にタンパク質が少ないと
トレーニング部位以外の筋肉を分解して
材料のタンパク質を持ってきてしまうのです。
そうなると、トレーニング部位は良いのですが
他で筋肉を分解してしまうので、体全体で見た時に
筋肉量としてはダウンしてしまうのです。
これを【カタボリック】と呼びます。
ですので、プロテインの上手な活用方法は
カタボリックを抑制して、アナボリックを促進できるかが
重要なポイントになります。
そして、食事も重要なポイントになります。
食事でもタンパク質をしっかり摂取することで
アミノ酸濃度を高めておきます。
ただ、食事から3時間以上経過してトレーニングする場合
血中アミノ酸濃度が徐々に下がっていくので
筋肉の分解には注意が必要です。
また、トレーニングが終わってから24~36時間の間は
筋合成が高まっています。
ですので、トレーニング直後の胃腸が働きが
低下している時に摂取するよりも、トレーニングの1時間前に
プロテイン摂取します。
そして、トレーニング後30分以上経過してくると
交感神経が落ち着き、副交感神経が優位になるので
胃腸が動き出します。
そこから食事やプロテインを摂取して
血中アミノ酸濃度を高めてあげると良いですね。
という事で、プロテインの新ゴールデンタイムは
【トレーニング1時間前】ですよというお話でした。
はい、今回はここまで(^_-)-☆
次回ブログは
『「五十肩」や「変形性股関節症」の若年性タイプの原因とは・・・①』
についてお話していきますね
当院では、一般の方が
健康目的でプロテインを飲む場合は
食事と一緒に摂取する事をおススメしています。
というのも、噛むことで消化酵素が分泌されるので
その時に飲む方が吸収率が上がるからです。
毎日トレーニングを行っていたり、クラブ活動などを
している方は、ある程度タンパク質を摂取しているので
消化酵素も普段から作られるので、気にしなくても大丈夫です。
(※消化酵素の材料はタンパク質になります!)
しかし、あまり運動していないような方は、
タンパク質摂取量も少なく、消化酵素の生成が少ないので
プロテインを飲むと気分が悪くなる、膨満感などが
出る方が多いので注意が必要なのです。
ですので、食事の時によく噛んで消化酵素が
分泌されてから、プロテインを摂取して下さい。
そうする事で、程度にもよりますが緩和しますよ。
最初の導入期には
慣れない方は不安な事も多いと思いますので
そんな時は、遠慮なく聞いて下さいね。
(※西宮市内でも、プロテインに飲み方・種類について
詳細にアドバイスをしている整骨院は少ないと思います(^^)/)
という事で、これからも様々な角度から
皆さんのお役に立てる情報を発信していきますね!
感想や症状の事など、メッセージお待ちしてます。(*^-^*)
影山鍼灸整骨院 院長 影山大造