肩関節は、〇〇方向に力を入れて使おう!!②

今回は、前回のブログの続きになります。

 

前回のブログで、両生類や爬虫類の前足が

『外旋』しているお話をしました。

 

 

今回は

解剖学的視点からの根拠を

お伝えしていきます。

 

哺乳類である人間を解剖学的に見てみると

実は「靱帯」、「筋肉」ともに外旋制動に働くものがほとんどです。

 

それでは、まず靱帯から見ていきましょう。

 

肩関節は、前にメインの靱帯が3つあり、

後ろは1つになります。

(※GH ligament がメインの前の靭帯3つです。)

 

前は、外旋を制動するための靭帯、

後ろは内旋を制動するための靭帯になります。

 

という事は、

3人がかりで仕事をする必要があると言う事なので、

それだけ仕事量が多い=その方向で良く使うからなんです。

 

今度は筋肉でみてみましょう。

 

肩関節の周囲には、

大胸筋や広背筋といった大きな筋肉がありますが、

全て内旋する筋肉になります。

 

ここで疑問を持たれる方もいるかと思います。

 

筋肉は靱帯と違って、伸び縮みさせて使うので、

内旋筋が大きくて強いのであれば、内旋位でよく使うという事では?

と考えるでしょう。

 

ただ、筋肉の特徴として

伸ばされて使う方が(遠心性)強い力を発揮します。

 

という事は、内旋筋が大きいのは、

収縮したポジションで使いたいのではなく

伸ばされた状態(=外旋位)から使いたいのです。

 

これが、アスリートに必須の【伸張反射】を使った

効率の良い身体の使い方になります。

 

伸張反射をもっと簡単に言うと

筋肉を収縮して使うというより

輪ゴムの様に張力を利用して使うイメージです。

 

 

という事は、内旋筋が大きいのは、

収縮したポジションで使いたいのではなく

伸ばされた状態(=外旋位)から使いたいので

結果、伸張反射を上手に利用するため

だったと考えられます。

 

分厚くて長い輪ゴムでも、縮んだ状態で使うより、

しっかり伸ばせれた状態で使う方が力を発揮しますよね。

 

実際、投球動作やテニスやバレーのサーブにおいても、

全て外旋位で使っていますよね。

 

 

ただ腕を固定した状態で使い続ける場合は

大胸筋や広背筋といったアウターマッスルではなく

インナーマッスルがメインで働きます。

 

なのでインナーマッスルに外旋筋が多いのも

納得できますね。(*^-^*)

 

そした、肩関節の外旋は、アスリートだけの話ではなく、

一般の方でも十分に日常生活で活かすことが出来るのです。

 

それでは、どのうように日常生活で活かすかと言うと・・・

 

少し長くなりそうなので

はい、今回はここまで(^_-)-☆

 

【次回ブログは】

『肩関節は、〇〇方向に力を入れて使おう!!③』

についてお伝えしますね。!(^^)!

 

当院では、肩関節の使い方の指導に

【古武術的な身体操作】

取り入れています。

 

なぜなら、古武術では

効率よく身体を使う方法がたくさんあるからです。

 

そして古武術では『外旋の力』を利用しますが

五十肩などの肩の痛みでは、内旋位で固まっている

場合がほとんどです。

 

という事は、普段から外旋位で使えていれば

五十肩になる事はほぼ無いのです。

 

ですので、

肩関節の使い方の指導に【古武術的な身体操作】

取り入れることで未然に防ぐことが出来るのです。

 

(※西宮市内でも、【古武術的な身体操作】まで

指導している治療院は少ないと思います。(^^)/)

 

という事で、これからも様々な角度から

皆さんのお役に立てる情報を発信していきますね!

 

感想や症状の事など、メッセージお待ちしてます。(*^-^*)

          

        影山鍼灸整骨院 院長 影山大造

 
 
 
 
 
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