今回は、皆さんも体に良いと思っている
『ビタミンC』についてお話します。
まず、ビタミンCとは
本来は【アスコルビン酸】と言います。
このスコルビが壊血病という意味ですが、
その壊血病を防ぐ酸という事で
その名が付けられました。
ビタミンCの効能を理解するうえで、
壊血病は重要になりますので簡単にお話しします。
壊血病とは、
その昔(15世紀半ばから17世紀半ば)の大航海時代、
新鮮な果実や野菜を摂取することができなかった事で、
血管がもろくなり出血する病気です。
口や鼻から多く出血し、
いかにも血液が壊れていくような症状であったことから
壊血病と呼ばれるようになりました。
そして18世紀に、
柑橘系の果物を食べることで防げることがわかるまでに、
多くの船員が壊血病でなくなっており、
当時は本当に恐れられていた病気だったんです。
(ただビタミンCという成分が発見され命名されるには
更に後の20世紀に入ってからだったんですよ!)
その後、壊血病は
新鮮な食べ物が豊富な先進国では
発症することはないと考えられていました。
しかし、明らかな壊血病ではなくとも、
ビタミンCが不足している人は
実際にたくさんいます。
それは、食品添加物の多い食生活、ストレス社会などにより、
ビタミンCの消費量が多く、
消費量に対しての摂取量が少ないことが
背景にあります。
また、アルコール摂取、喫煙者、
独り暮らしのお年寄りにも多く見られます。
その結果、血管が脆くなるのでケガが治りにくく、
青あざがすぐできるといった症状が出てきます。
実際に、当院でも年配の方で
「いつ」・「どこで」ぶつけたかよくわからないけど、
青あざが酷い場合などは
ビタミンC不足による可能性も考えています。
もちろん若年層の【捻挫】や【肉離れ】でも
ビタミンCが不足している事で、
皮下出血が酷いという事もありますので
年齢に関係なく、要注意ですよ!!
はい、今回はここまで!(^^)!
(余談)
漫画ワンピースで、ルフィーの乗る船にミカンの木が植えられているのは、ナミさんの大事な思い出が詰まっているだけでなく、『ビタミンC』 により仲間たちの壊血病を防ぐといった意図があるのかも知れませんね(^^)/
『ビタミンC』は人間にとって最重要ビタミンなので、
まだまだ、皆さんにお伝えしたい事が盛りだくさんです!!
特に続きが面白いので、またブログをチェックしてくださいね!!(^_-)-☆
当院では、分子栄養学をベースに
患者様へのアドバイスもさせて頂いています。
(※西宮市内でも、分子栄養学の視点から症状に対して
アドバイスをしている治療院は少ないと思います(^^)/)
これからも様々な角度から、
皆さんのお役に立てる情報を発信していきますね!
感想や症状の事など、メッセージお待ちしてます。
【次回ブログは】
『ビタミンC』 の具体的な摂取方法について、お伝えしますね。!(^^)!
影山鍼灸整骨院 院長 影山大造